ガーデニングを始めたいと思っても、どの苗や種を選べばいいのか分からない、失敗したくない、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、ガーデニング初心者にオススメの育てやすい植物や、育て方についてご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
育てやすい植物
植物の育ち方
まず初めに、植物の育ち方のサイクルは主に3種類あります。
多年草・・・
基本的に冬でも葉が枯れない常緑で、毎年花が咲きます。また葉などは枯れ、根だけ残るものは宿根草といいます。
一年草・・・
1年の間に咲いて枯れるもので成長スピードが早いです。開花した後の手入れが必要ないのでガーデニング初心者にもオススメです。
二年草・・・
種を蒔いてから開花するのに1年以上かかります。次の年の春や夏に花を咲かせ、種を蒔いてから2年以内に枯れます。
以上を踏まえた上でオススメの植物をご紹介していきます。
チューリップ
一度咲かせたチューリップは、翌年も花を楽しむことができ、色や咲き方も様々です。
チューリップの球根は一定期間寒さにさらす必要がありますので、球根を植え付けたら凍らない程度の低温に当てるようにしましょう。
また寒冷地の場合は球根の高さの2〜3倍の深さに植えましょう。
芝桜
芝桜は多年草ですので一度咲き終わったあとも手入れする事で何年も楽しめます。
芝桜は小さいサクラのような可愛らしい花で、4〜5月頃が見頃です。花壇一面を覆い尽くすほどの生命力があり、常緑で花の時期が終わったあとも茎や葉が枯れないため、グランドカバーとして取り入れることもオススメです。
しかし、日当たりの悪い場所や人が歩く場所は芝桜にとって元気に育ちにくい環境ですので植えないようにしましょう。
パンジー
パンジーは冬の寒さに耐えられ、病害虫にも強くて丈夫なことからガーデニング初心者にオススメの花です。
しかし高温多湿には弱いので、10月中旬~11月に植え付けをして、寒くなる前に根を張らせておきましょう。
パンジーは長期間花を咲かせますので、咲き終わった花はこまめに取り除くようにしましょう。
必要なもの
・花苗
育てる時期や場所に合ったものを選びましょう。
日光を好む植物はできるだけ直射日光が当たる場所に植えます。
日が当たる時間が少ないと茎が細くなったり、花が咲かなくなる可能性があるので注意しましょう。
・土
お店で草花用の土を購入します。土の良し悪しが、植物の成長や健康に大きな影響を与えます。
土に根をしっかり張り、必要な栄養や水分をしっかり吸収できるように、水はけの良い土を選びましょう。
・植木鉢
育てる花や置く場所に合った大きさの鉢を用意します。鉢が大きすぎると土の渇きが遅く成長が遅れることがあります。
逆に小さすぎると水切れの心配や株の成長の妨げになる場合があるので適切な大きさの鉢を選びましょう。
・ジョウロ
小さいジョウロは持ち運びやすくて置き場所を取りませんが、容量が少ないと広範囲には何度も水場へ往復しなくてはなりません。
室内の観葉植物には500~800mlのものが使いやすいです。
大きいジョウロは、広い場所への水やりに適していますが、容量が多い分重くて持ち運びが大変になります。
鉢植えやコンテナへの水やりをする場合は、2ℓ程度のジョウロが使いやすくオススメです。
・鉢底石
鉢底に敷くことで、土の排水性や通気性を良くし、根腐れを防ぎます。鉢やプランターの底に穴が少ししか開いていない場合などに特にオススメです。
手順
1.植え付け
まず土を鉢の縁から2〜3cm下まで入れましょう。苗を鉢の中心に置いて、植え込んでいきます。
土を入れすぎるとその後の水管理が難しくなるため、鉢の縁から2〜3cm残しておくと水やりをしても溢れずに安心です。
2.芽のカット
花をたくさん咲かせるために摘芯(てきしん)をしましょう。鉢からはみ出した芽をカットしていきます。
摘芯をすると横から新芽が出て、枝数や花数が増えます。鉢全体が葉で覆われるまで2〜3回繰り返すのがオススメです。
3.水やり
植物の根は呼吸しています。水浸しの状況が続くと根腐れの原因となってしまいます。
土の中の古い空気を押し出して、酸素を含んだ新鮮な空気が送り込まれるように、土を湿らす程度ではなくたっぷりと水を与えることが必要です。
水やりで大切なのは、
1.鉢の土の表面が乾いたら
2.株の根元の土に
3.鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげる
の3点を意識してください。
水やりする時間は気温が上がる前の午前中がオススメです。
花に水をかけるとシミが出来る場合があるので、なるべく花に直接水がかからないようにしましょう。
4.肥料やり
花をたくさん咲かせるためには肥料がかかせません。植物に合わせて定期的に肥料を与えましょう。
肥料が不足すると下葉が黄色くなり、また、肥料が多すぎると葉先が茶色になることもあります。
肥料は直接花や葉、茎にふれないように注意しましょう。
5.花がらのカット
花が咲き終わったら、花茎から花をカットしましょう。
枯れた花をそのままにしておくと、新しい花がつきにくくなったり、病気やカビの原因にもなります。翌年もきれいな花を咲かせるためにも丁寧に手入れしましょう。
まとめ
今回はガーデニング初心者におすすめの花の種類から育て方についてご紹介しました。
いざ始めようと思っても花の種類が多すぎてなかなか決められないかもしれません。
今回の記事を参考に、育てやすい植物から挑戦して素敵なガーデニングを始めてみてはいかがでしょうか。
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