さて、先日のニュースで2024年の蚊は「早い・多い・しつこい」との傾向があると紹介されていました。
最近私の自宅にも驚くほど巨大な蚊が入り込んでしまい、駆除するまで無心に追いかけ回していました。
蚊は大きいのでわかりやすいのですが、コバエが数匹入りこんでしまったときは駆除が難しく日々ストレスを感じます。
冬の間は窓を閉め切っていたのでこれらの虫が入ることは少なかったですが、これからの夏は窓を開けて網戸にする機会が増えてきます。
網戸の網目だとコバエが通り抜ける場合がありますので、ベランダには防虫剤を吊り下げ室内にはコバエトラップを設置して完全対策で毎年過ごしていますが、嘲笑うかのように室内に数匹コバエが飛び回っている光景が繰り返されてしまいます。
この悩みから今年は解放されたいという思いで対策方法を調べてみました。
部屋に虫が侵入する要因の内、大部分が窓からになりますので、今回は窓、網戸に絞って対策を紹介します。
網戸の網目が大きい、隙間がある場合は張り替え
まずは網戸を端から端までよく注意深く見てみましょう。
よくみたら角の部分が剥がれて隙間ができていたり、明らかにコバエや蚊が通過できそうなほど網目が大きい場合は網戸の張り替えがおすすめです。
蚊の体長は5mm前後、コバエの体長は1mm前後なので、小さい虫を防ぐには網目ができるだけ小さいものを選ぶようにしましょう。
網戸は雨や風、紫外線など、物理的にも科学的にもダメージを直接受ける場所にあるため経年劣化がしやすい部分になります。
一般的に網戸の寿命は5~6年と言われています。
虫の侵入を防ぐ窓の開け方
網戸からの対策を行なったとしても、それが無意味になってしまう窓の開け方があります。
「虫の侵入を防ぎたいから窓を完全に閉めたい…でも、暑すぎるから網戸は完全に閉めた状態で窓をほんの少しだけ開けて風を通そう!」
多くの方が上記の方法で窓を開けているかもしれませんが、この方法だと逆に虫が侵入しやすい状況を作り出してしまっています。
窓を開けている左側は網戸で守られていますが、窓と窓の中央部分の重なりの部分を見てみると1cm弱の隙間ができてしまい、この部分は網戸に守られていない部分で直接室外と室内がつながっている状況になります。
これによりコバエだけでなく蚊やカメムシなど比較的大きな個体も通過することができてしまいます。
では逆に網戸は閉め切って、窓を全開にした場合を見てみましょう。
すると先ほどあった隙間が窓の持ち手の部分でかなり狭まっていることがわかると思います。
これなら虫が侵入する確率を大きく下げることができます。
虫を入れたくないけど窓を開けたい場合は、網戸を完全に閉め切って窓を全開にするようにしましょう。
カーテンを閉める
日没後にカーテンを閉めていない場合、明かりを好んで虫が飛んできます。
特に蛍光灯はLEDに比べてより虫が好むと言われていますので、室内から明かりが漏れないようにカーテンを閉めることが大切です。
窓に虫が近づかないように防虫剤を使用する
網戸を虫が通過しないように対策することに加え、網戸に虫が近づかないように対策できれば、より効果がアップします。
網戸に虫除けスプレーを使用したり、代用として水で薄めたハッカ油を使用してもOKです。
虫除けスプレーにはメントール系の冷んやりした物質も含まれていることが多いので、ほんの少し部屋にも冷たい風が感じられます。
スプレー以外だと吊り下げ式の防虫剤もおすすめです。
特に人には臭いは感じず、洗濯物に付着することもないので物干し竿などに吊り下げて使用することができます。
ベランダの排水口を定期的に掃除する
コバエや蚊はわずかな水たまりでも繁殖することができます。
庭やベランダに飛び回っている数が多い時は、近くで繁殖していると想定して水たまりができていないか注意しましょう。
エアコンの室外機周辺、家庭菜園の水受け皿、排水口は汚れや水がたまりやすい部分になりますので、これらの場所は定期的に掃除を行い水がたまらないようにしましょう。
まとめ
網戸は網目が大きかったり、経年劣化により剥がれがあると容易に虫が室内に入り込んでしまいます。
これからの季節は網戸の使用頻度が増えてきますので、一般的な寿命の目安である5~6年を過ぎた網戸は張り替えて虫の対策を行いましょう。
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