夏の季節、子どもが外から帰ってくると蚊にたくさん刺されて肌がぷっくり腫れていてびっくり!なんて体験をしたことがある家庭も多いのではないのでしょうか。
蚊に刺されることは夏は当たり前のような感覚になりますが、人類にとってとても脅威の存在です。
過去にはジカ熱、デング熱、マラリアなどの多くの伝染病が蚊による吸血を媒介として各地に広まっていきました。
人間の命を奪った生物のトップは圧倒的な数で蚊という統計があるほどとても恐い生物なのです。
日本では蚊による伝染は聞くことがありませんが、他の人の血を吸った蚊が自分の血も吸うと考えると極力蚊には刺されたくないと思うはずです。
蚊の活動時期は7~9月が最も活発な活動時期と言われていますが、最近は温暖化の影響や暖房器具の発達のせいか、冬でも見かけることが増えてきました。
逆に8月頃の気温が猛暑日をを超えてくると暑すぎて活動が極端に弱まることも最近話題になっています。
蚊に刺されやすい人に特徴はあるのか?
たまにテレビで蚊に刺されやすい血液型の人を探す実験を見かけたことがありますが、まずはさまざまな研究データを調べて蚊に刺されやすい人の情報を調べてきました。
上記サイトでは蚊に刺されやすい遺伝子タイプ、血液型で実験をしています。
遺伝子タイプは愛媛県、高知県の人が高い割合で刺されやすい傾向にあるようですが、都道府県全体で見ると蚊に刺されやすい遺伝子を持つ地域は四国が全国でも高い傾向にありました。
血液型でいうとO型が最も蚊に刺されやすいという結果になりましたが、その他の血液型も同じような数字でありましたので、血液型では大きく左右はされないと判断できます。(テレビの実験を鵜呑みにはしないほうがいいかもしれません)
京都教育大学附属高校の生徒による実験では人が持つ足の菌に着目して実験をしていました。
蚊は人が持つ菌の数が多いほど激しく反応し、対策として足をしっかり洗浄し、靴下で覆うことで蚊の吸血を防ぎやすいことがわかりました。
蚊が吸血をする目的は雌が産卵に必要な栄養素を血液から摂取することが目的で、蚊は足の菌の種類によってその人の血液に栄養が多く含まれているか判断している可能性があります。
虫除けスプレー以外に効果的な蚊対策
「蚊対策には虫除けスプレーや蚊取り線香を使いましょう!」が蚊対策に最も効果的なことは既知の事実ですが、赤ちゃんがいる家庭、肌が弱いなどの理由でこれらが使用できない場合もあります。
そこで今回は日常で使用できるその他の方法を調べてみました。
上記サイトではエタノールと水で薄めたアロマオイルを複数回噴霧することで劇的に蚊に刺されにくくなると紹介しています。
アロマオイルの中でもミントやハッカなどのメントールというひんやりとする成分は蚊が嫌うと言われているので、参考にしてみてください。
冷却スプレーに多く含まれるメントールというひんやり成分ではどうでしょうか。
蚊が発生しにくい環境を整備する
家の周辺で蚊が発生しにくい環境を整備することも大切です。
植木鉢の水受け皿にたまった水は蚊が卵を産みつけやすいので定期的に清掃、家の前の側溝もできれば年に一度は掃除をしたいです。
側溝の掃除は市町村が清掃する場合、町内会で清掃する場合、私有地は個人で行う場合がありますので確認が必要です。
市町村によっては側溝に撒く外注駆除剤を配布している場合もあります。
家の玄関外やベランダには吊り下げタイプの虫除け剤を設置することがおすすめです。
1年の持続期間がある商品もありますが、それでも侵入は100%防ぐことができません。
私の祖父母の家は夏場は玄関外と庭で一晩持続するほどの巨大な渦巻状の蚊取り線香を設置しています。
最近は通常の蚊取り線香の10倍以上の効果が期待できる「パワー森林」という赤い蚊取り線香が販売され、アウトドアグッズとして人気を集めています。
パワー森林の主成分であるメトフルトリンは2005年に住友化学によって開発された新しい物質です。
まとめ
蚊に刺されやすい人は性別や血液型はなどはあまり関係なく、人が持つ菌の種類によって違いが出ることがわかりました。
こまめに洗ったり、夏場でも靴下を履くことで菌のにおいの拡散を防ぐと蚊に刺されにくくなります。
蚊の予防や駆除は蚊取り線香や虫取りスプレーの使用が一番効率はいいですが、ミント系のアロマオイルを噴霧することでも予防の効果が得られます。
家の周辺で蚊を発生させないために、近くに水がたまる場所、植木鉢の水受け皿、側溝などは定期的に清掃を行いましょう。
すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!