ダニ対策の正しい方法とよくある勘違い

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私たち人間がお家で生活する上で警戒しなければいけない存在が「ダニ」です。
ダニは屋内の衣類に億という単位で生息しているため、雑菌と同じような扱いで対策が必要になってきます。

いつも使っている枕やシーツ、ソファーに無数にダニが潜んでいて私たちの体に付着したり、知らぬうちに体の中に入り込んでしまっていると考えるととてもおぞましいです。

もちろんあなたの家庭でもダニ対策は無意識のうちに行なっているかもしれませんが、実はその方法は大きな間違いだったということもありえるでしょう。

筆者も幼少期の頃に教えられた知識が今ではなんの役にも立たないどころか、親に嘘を教えられたと少し恨んでいる面もあるのでいくらか聞いてください。

筆者が幼少期の頃、枕を天日干しした日のあの匂いは「太陽の匂いだよ」とお母さんに教えられており、当時は疑いもなく受け入れていたのですが、数年後にあの匂いは天日干しにされて死んだダニの死骸の匂いだと知ったときには愕然としたこと。

また、新品の毛布が時間が経つにつれて重くなるのはダニが住み着いている分の重さだと聞いたこと。などです。

これらを知ってしまうと、自分は今ダニの上で寝ているんだとか余計な雑念が頭に浮かぶのでダニ対策をせずにはいられませんでした。
以降はダニについての意識が高まり、様々なダニ対策を学んできた成果を今回はあなたにもお伝えします。

ダニが発生しやすい環境

寝具


ダニが発生しやすい環境は温度が20~30℃、湿度が60~80%なので季節で言うと6~9月ごろが最も適しています。
ダニが好む場所としては餌となる人の皮脂や食べこぼしがある場所、絨毯や寝具を特に好みます。
また、ダニにも多くの種類が存在するのですが、屋内の衣類に好んで繁殖するダニが全体の7割を占めていると言われています。

ダニを家に持ち込まない方法

ダニは屋外から服やカバン、髪の毛を媒介として家の中へと運ばれます。
ペットを飼っている家庭では草むらでダニが付着しますし、電車などの乗り物の座席、外出先で触れたカーテンなどほとんどの場所にダニは生息しているものです。
まずは屋外から屋内への侵入を防ぐために、帰宅時は玄関外で服をブラッシング、帰宅時はすぐに服を着替える、すぐに入浴するなどがおすすめです。

掃除機でダニや餌の元を吸い取る

掃除機

絨毯や寝具に掃除機をかけると生きているダニも少しは吸い取れますし、ダニの死骸やフン、餌となる皮脂などを物理的に除去することが可能です。
ただし、繊維の奥深くに潜んでいるものに関しては掃除機の吸引力が足りず、吸い取ることができないのが欠点です。

衣類を乾燥させる

ダニは乾燥に弱いため布団乾燥機を使って衣類を乾燥させるとダニを死滅させることが可能です。
他の乾燥の方法として天日干しという方法もありますが、分厚い衣類の場合はダニが衣類の表面から奥深くまで逃げてしまうので死滅という効果はあまり期待できませんが、ダニの活動力は低下するため繁殖を抑える効果は期待できます。

夏の天日干しの場合は湿度というよりダニが死滅する温度の50℃近くまで表面温度が上がれば一瞬で死滅すると言われているので、夏の直射日光にさらす方法はとても効率的です。
高音で死滅という点に着目すると、薄い衣類に関してはアイロンをかける、熱湯につけ置きもおすすめです。(デリケートな衣類は熱に弱いため避けましょう。)

洗えるものはこまめに洗濯

シーツや枕カバーなどの洗える小さめの衣類に関してはこまめに洗濯をしてダニの餌となる皮脂やダニの死骸などを除去します。
ただし、ダニ本体は非常に厄介で水洗い程度では落とせず、しかも洗剤に数日つけても生き延びてしまうほど生命力が高いのでダニの死滅という効果にはあまり期待できません。
どちらかというと洗濯で餌を落とし、天日干しでダニの活動を抑えるという認識が正しいです。
汚れはアレルギーの原因にもなるので高頻度での洗濯をおすすめします。
参考までに、筆者は枕カバーは2日に1度、シーツは1週間に1度洗濯をするようにしています。
高頻度だと面倒に感じるかもしれませんが、洗濯後の柔軟剤の香りがあると気分良く眠れることができるので面倒だとは全く感じることはありません。むしろ洗濯していないときに眠るほうが不快に感じます。

※ダニ対策のよくある勘違い

ここではダニ対策で今までは当たり前に行なっていたことが実は意味がなかったという例を紹介します。

ファブリーズ、リセッシュを噴霧する

噴霧


いい香りで消臭効果を持つファブリーズ、リセッシュなどを噴霧するとダニを死滅させると勘違いしている方がいます。
これらの商品は雑菌やニオイの元となる成分を分解するという効果があるだけで、ダニを死滅するという効果は持っていません。


アルコールを噴霧する

アルコールは細菌やウイルスの膜を破壊することで死滅させる効果はありますが、ノミは昆虫の分類になりますので膜の上に殻があります。
そのためアルコールでは膜を破壊できないため死滅する効果も生まれません。


衣類だけに潜んでいるわけではない

ダニにも種類がたくさんあり、今回は衣類に潜むダニに視点を置いて解説してました。
衣類の他にも食品(特に小麦粉系)に潜むダニ、ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニなども存在しますので別途対策が必要になります。

ダニ対策には限度がある


様々なダニ対策を紹介してきましたが、ダニはもともと家の中に億単位で潜んでいますのでダニを完全に0にすることは不可能です。
ダニ対策に励むばかりに人の生活に悪影響がでるほど神経質に行うのではなく、あくまで「減らす」という意識を持って対策を行いましょう。

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

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