窓ガラスが熱で割れる!?対策方法について

シェアする
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  

皆さん、窓ガラスが熱で割れる「熱割れ」という現象はご存知ですか?
今回は、「熱割れ」とは一体どんな現象なのか。
また、どのようなガラスが熱割れしやすいのか、対策方法や保険対応は可能なのかを紹介していきます。

熱割れとは?

ガラスが温度差による「熱応力」を受けて割れてしまう現象のことを「熱割れ」といいます。熱応力とは、物体の一部が温められて膨張しようとする一方で、冷たい部分は膨張しないため、その境界で引っ張りや圧縮の力が生じることを熱応力といいます。

熱割れの見極め方

熱割れの見極め方

1. 熱割れは、ガラスの端や角から始まることが多いとされています。
特に、ガラスがフレームに固定されている部分や、温度差が大きくなる場所が割れの起点になります。

2. 熱割れによる亀裂は、ガラスの端や角から放射状に広がるのが特徴です。ガラス全体が割れるのではなく、一部が割れます。
亀裂が中心に向かって伸びることが多く、複数の亀裂が放射状に広がったりします。
また、通常の物理的な衝撃での割れ方とは異なり、亀裂が滑らかでないことが多く、直線的で鋭い形状を持ちます。

3. 熱割れは、直射日光が当たったり、急激に温度が変化したりする際に起こりやすいため、例をあげると、冬の寒い日に暖房を強くしたり、夏の暑い日に冷房が直接ガラスに当たったりすると、熱割れが発生する可能性が高いです。

熱割れしやすいガラスは?

1. 強化ガラス
強化ガラスは、通常のガラスに比べて4~5倍の強度を持っています。
割れた場合は小さな破片に分かれるように加工されているため、安全性が高いとされています。
製造過程で内部に応力がかかっているため、温度差が加わってしまうと その応力が解放されて割れるリスクが高まり、特に部分的に熱が加わった場合、熱割れしやすくなります。

2. 複層ガラス(二重ガラス)
複層ガラスは、2枚のガラスの間に空気層やガス層を挟んだ構造になっていて、断熱性や遮音性に優れています。ただ、この構造だとガラス内部に温度差が生じやすいです。そのため、熱割れが発生しやすくなる可能性があります。

3. 色付きガラス
色付きガラスや熱線吸収ガラスは、太陽光を吸収して建物内部の温度上昇を抑えるために使用されます。
このタイプのガラスは、太陽光を吸収することで部分的に温度が上がりやすく、ガラス内部に温度差が生じることが多いため、熱割れのリスクが高まります。

4. 大きなガラス面
大きなガラス窓やガラスドアは、広範囲に日光が当たりやすく、また部分的な影ができやすいため、部分的な温度差が生じやすいです。
そのため、熱応力が発生しやすく、熱割れのリスクが高くなります。

熱割れを防止するためには

窓

・ガラスの選択
熱割れしにくい「熱強化ガラス」や「熱線反射ガラス」を選ぶことで、リスクを減らすことができます。

・均一な日光の当たり方
部分的に影ができないように、カーテンやブラインドを適切に調整し、ガラス面全体に均一に日光が当たるようにします。

・冷暖房の風向き調整
冷暖房の吹き出し口が直接ガラスに当たらないように配置を工夫することも重要です。

保険対応は可能なのか

保険

1.火災保険
カバー範囲: 火災保険は、火災以外にもさまざまな自然災害や偶発的な事故による損害をカバー出来ます。ただし、熱割れが保険でカバーされるかどうかは、契約内容によります。

・対応可能な場合
多くの火災保険には、「破損・汚損(はそん・おそん)」補償特約が含まれている場合があり、これにより窓ガラスの破損(熱割れを含む)が補償対象となることがあります。この特約が適用されると、修理費用や交換費用がカバーされる可能性があります。

・対応不可な場合
一部の火災保険では、熱割れなどの特定の原因によるガラス破損が補償対象外とされることもあります。特約がついていない場合や、意図的な破損とみなされる場合は、保険の適用が難しいことがあります。

2. 住宅総合保険
・カバー範囲
住宅総合保険は、火災保険よりも広範なカバー範囲を持つことが多く、建物や家財に対するさまざまな損害が補償されます。この保険には、窓ガラスの破損が含まれることが多いです。

・対応可能な場合
「偶発的な破損・損壊」がカバーされるプランでは、熱割れによる窓ガラスの破損が補償対象となる可能性があります。

・注意点
熱割れで保険を申請する場合、破損状況の写真や修理見積書など、必要な書類を揃えて保険会社に申請します。申請手続きがスムーズに進むよう、早めに保険会社に連絡するようにしましょう。

結論として、熱割れが保険でカバーされるかどうかは、加入している保険の契約内容によります。契約している保険をよく確認し、必要であれば保険会社に問い合わせてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はガラスの「熱割れ」について紹介しました。
もし、熱割れが起きても保険で対応出来ることがあるので試してみましょう。

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

害虫散布キャンペーン

最適なサービスを診断

CHECK

あなたのお住まいは?