家やアパートのバルコニーに頻繁に訪れる鳩にお困りではありませんか?鳩よけネットは、そんな鳥類の侵入を効果的に防ぐための最適な解決策です。この記事では、鳩よけネットの選び方、正しい取り付け方、そして注意すべきポイントについて解説します。鳩の被害から住空間を守るための実践的なアドバイスをご紹介します。
鳩よけネットがおすすめな理由
ベランダへの鳩の侵入を効果的に防ぐ一つの方法は、鳥よけネットの使用です。このネットは開口部を広範囲にカバーすることができ、そのため「鳩の侵入を100%防ぐ」とされるほどの高い効果を発揮します。ここでは、鳥よけネットの主な特徴と、使用時における効果を最大限に引き出すための重要なポイントについて解説します。
鳩が引き起こす問題
鳩が引き起こす問題は多岐にわたります。まず、鳩の糞は建物の外観を汚すだけでなく、酸性が強いため建材を腐食させることがあります。また、糞に含まれる菌によって健康を害する可能性も指摘されています。例えば、ヒトコブラクダ病(クリプトコッカス症)やカンピロバクター症など、人に感染症を引き起こす危険があります。さらに、鳩は繁殖力が強く、数が増えやすいため、一度住み着かれると追い払うのが困難です。また屋根の下やバルコニーで巣を作り、その場所が糞や羽毛で汚れ、不衛生な環境が生まれることになります。騒音問題もあり、鳴き声や羽ばたきの音が生活に影響を及ぼすこともあります。
鳩よけネットの選び方
ベランダからの景観や建物の外観を損なうことなく鳩を防ぐためのネットは、最近では目立ちにくいタイプが多く販売されています。鳩よけネットを選ぶ際のポイントとして、以下の点を挙げることができます。
- 色選び: 黒色のネットが最も目立ちにくく、景観を損ねません。
- ネットの目のサイズ: 2.5cmから5cmの大きさが鳩を防ぐのに適しています。
- ネットの糸の太さ: 細い糸は目立ちにくいですが、耐久性には糸の太さが影響するので注意が必要です。
鳩よけネットを購入する際は、実際に設置する場所の長さと幅に15cmから20cmの余裕を加えて選ぶといいでしょう。また、集合住宅のベランダでは、隣のベランダとの間にある仕切り板の隙間を覆うためのネットも考慮に入れる必要があります。
鳩よけネットの使い方と貼り方
ネットの取り付けに躊躇する理由として、「取り付け方法が分からない」という点です。特に外壁に穴を開ける方法は、建物にダメージを与える可能性があり、技術も必要です。
ここからは初心者にも取り付けやすい方法ご紹介いたします。
まず、鳩よけネットの設置に必要なものは以下3つです。
- 鳩よけネット
- ケーブルクリップ
- 脚立
鳩よけネットの設置手順固定器具の設置
最初に、ベランダの天井や壁にネットを固定するための器具を設置します。この際、「ケーブルクリップ」を使用することをお勧めします。これはネットをしっかりと固定できる便利なアイテムです。クリップは15〜20cmの間隔で設置してください。
ネットの取り付け
次に、設置した固定器具にネットを取り付けます。ネットを張る際は、たるませずにしっかりとピンと張ることが重要です。もし隙間が生じた場合は、追加の固定器具を使用して調整してください。
ネットはたるんでしまうと見た目が悪くなるだけでなく、鳩が隙間から侵入しやすくなってしまいます。ネットの設置が不十分だと、鳩よけ効果が得られない可能性があります。設置が難しい場合や完璧な設置を求める場合は、専門の鳩対策業者に依頼することをお勧めします。
ネット取付後の掃除
ネット取付け後に鳩が入って来れなくなったからといってフン掃除などを怠ると多くの問題が発生します。
冒頭で説明したように健康リスク、巣作りのリスク、建物の劣化や腐食などのリスクがあるため、対策後はすぐに掃除しましょう。
まとめ
場所に適した鳩よけネットの選択と適切なネットの設置によって、鳩の侵入を効果的に防ぐことができます。
しかし、鳩は非常に賢く、少しでも隙間があればそこを拡げて侵入することがあります。ネット設置は見た目ほど単純ではなく、しっかりと防鳥対策を施すのは意外と難しい作業です。不適切な設置は、建物にダメージを与え、ヒビや雨漏りの原因になることもありますし、建物の価値を下げる可能性もあります。そのため、確実な効果を期待したい場合やご自身で設置するのが不安であれば、専門の業者に依頼することも検討してみると良いでしょう。
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