セミみたいな小さな虫の正体は?庭や家の中に発生した時の駆除や対策方法について

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皆さん、庭や家の中で小さなセミのような虫を発見したならそれは「ヨコバイ」という虫かもしれません。今回はヨコバイについて紹介していきます。

ヨコバイとは?害虫?益虫?

ヨコバイは家庭菜園や農作物に大きな被害を与える害虫の一つです。特に、葉の裏側に隠れて植物の汁を吸うことで、作物の成長を妨げ、病気を広めることがあります。

ヨコバイの特徴は?

ヨコバイは、カメムシ目ヨコバイ科に属する小型の昆虫で、全世界に広く分布しています。ヨコバイの体長は数ミリメートルから1センチ程度と非常に小さく、その名前の通り、横に飛び跳ねる動きが特徴的です。色は緑や黄緑、黒など種類によって異なりますが、主に植物の葉の裏に生息し、葉の汁を吸って栄養を取ります。

ヨコバイによる被害

ヨコバイが問題視される理由の一つは、植物に直接被害を与えるだけでなく、ウイルスを媒介する点です。ヨコバイが植物の汁を吸う際に、ウイルスを伝播することがあり、これが作物の病気を引き起こす原因となります。また、ヨコバイの吸汁行為によって葉に斑点ができたり、枯れたりすることもあります。これにより、収穫量が減少し、品質が低下することが問題となっています。

ヨコバイはどこにいる?

ヨコバイ

ヨコバイは主に植物の葉の裏に隠れています。

温暖な気候を好み、春から秋にかけて活発に活動します。特に気温が20度から30度程度の季節に繁殖が盛んになります。また、ヨコバイは湿度が高い環境を好むため、梅雨時期や夏場にかけてその数が増加する傾向があります。

ヨコバイが家の中に侵入する理由とは

ヨコバイは通常、屋外で活動する昆虫ですが、特定の条件や環境が揃うと家の中に入り込むことがあります。その特定の条件は以下です。

・光に引き寄せられる

照明

ヨコバイは夜行性です。明るい光に引き寄せられる性質があります。夜間に家の明かりや外灯が点灯していると、光を目指して窓やドアの隙間から室内に入ってしまうことがあります。

・植物の存在

ヨコバイは植物の汁を吸って栄養を得るため、観葉植物や庭からの鉢植えが室内にある場合、それらに引き寄せられて侵入することがあります。特に、窓辺やベランダに置いてある植物が多いと、ヨコバイが集まる原因になります。

・気温や湿度の変化

外気温が下がったり、急激に気温が変化した場合、暖かく安定した温度の室内にヨコバイは避難しようとすることがあります。また、雨が降っている時や湿度が高い状況でも、室内の乾燥した場所を求めて侵入することがあります。

・自然な侵入経路

窓やドア、換気口、排水口など、家にはさまざまな小さな隙間があります。ヨコバイは非常に小型の昆虫であり、これらの隙間を通って容易に侵入することができます。特に、網戸が破れていたり、ドアや窓の隙間が多い場合、侵入のリスクが高まります。

・偶然の侵入

家庭の清掃や植物の手入れの際に、無意識にヨコバイを屋内に持ち込んでしまうこともあります。例えば、窓を開けている間に侵入することや、服や荷物に付着して持ち込まれることも考えられます。

ヨコバイの対策方法は?

・隙間を塞ぐ

窓やドアの隙間: 窓枠やドアの隙間に隙間テープやシーリング材を使って、物理的に侵入経路を塞ぎます。特に、窓の開閉部分やドアの下部には注意して、しっかりと隙間を塞ぐことが大切です。

換気口と排水口: 換気口や排水口にも小さな隙間があることが多く、ヨコバイが侵入する可能性があります。これらには防虫ネットやフィルターを取り付けることで、侵入を防ぐことができます。

・網戸の管理

網戸の点検と修理: 網戸に破れや穴がないか定期的に確認しましょう。小さな穴でもヨコバイは侵入できるため、破れている部分があればすぐに修理するか、新しい網戸に交換することをお勧めします。

網戸の目を細かくする: 通常の網戸より目の細かい防虫用の網戸を使うことで、ヨコバイなどの小さな虫の侵入をより効果的に防ぐことができます。

・室内の照明対策

光源を減らす: 夜間、室内の照明が外に漏れないようにカーテンやブラインドを閉めることで、光に引き寄せられるヨコバイの侵入を防ぎます。

外灯の調整: 外灯や玄関のライトの明るさを調整したり、昆虫が寄り付きにくい黄色い光のライトに変更することで、ヨコバイを遠ざけることができます。

・植物の管理

屋内の観葉植物: ヨコバイは植物に引き寄せられるため、室内に植物を置く場合は定期的にチェックし、ヨコバイが付いていないか確認します。特に、葉の裏に卵や幼虫がないかを確認し、見つけた場合はすぐに取り除きましょう。

ヨコバイの駆除方法は?

・手作業での除去

粘着テープなどを使って直接捕獲することが効果的です。手で捕まえる際には、素早く移動するので粘着テープや紙を使うと簡単に取り除けます。

・水を使った洗い流し

ホース

屋外の植物や庭でヨコバイが見つかった場合、ホースやスプレーボトルで水を噴射し、ヨコバイを洗い流す方法が効果的です。ヨコバイは比較的弱い昆虫なので、水を使って葉の裏から直接流し落とすことで、簡単に駆除できます。

・防虫スプレーの使用

市販の防虫スプレーを使うことで、ヨコバイを簡単に駆除できます。植物や室内での使用に適したスプレーを選び、ヨコバイが発生している場所に散布します。特に葉の裏や、ヨコバイが潜んでいそうな隙間に重点的にスプレーすることがポイントです。

ただし、防虫スプレーを使用する場合は、ペットや子どもがいる環境では使用に注意が必要です。また、植物に使用する場合は、植物にダメージを与えない製品を選ぶことが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ヨコバイは短期間で繁殖するため、1度駆除しても再発する可能性があります。

そのため、定期的な点検が大切です。お困りの場合、ご自身にあった対策方法を是非、試してみてください。

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

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