外壁がチョーク状に白く…塗り替えのタイミングについて

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外壁を触ったときに、指先が白くなったことはありませんか?「なんだかチョークの粉みたい…?」と思った方、それは「チョーキング現象」と呼ばれる現象で、外壁の劣化が進んでいるサインかもしれません。この記事では、チョーキング現象とは何か、なぜ起こるのか、放置するとどうなるのかをわかりやすく解説します。

1. チョーキング現象とは?

チョーキング(白亜化)とは、外壁の塗装が紫外線や雨風にさらされて劣化し、塗料の成分が粉状になって表面に現れる現象のことです。触ると、チョークのような白い粉が指につくのが特徴です。塗料に含まれる「顔料」と呼ばれる色の成分が、塗膜の結合力が落ちることで粉化して出てくる状態です。

1. チョーキング現象とは?

2. なぜチョーキングが起きるの?

チョーキングは、時間の経過とともに起こる自然な劣化現象です。
以下のような要因で進行します。

▶ 主な原因

・紫外線の影響:太陽光によって塗膜が分解される
・風雨・湿気・排気ガス:塗膜の汚れや水分による化学反応
・気温差や寒暖差:膨張・収縮の繰り返しで塗膜が弱まる
・安価な塗料や施工不良:耐久性が低く、早期に劣化しやすい 築7〜10年を過ぎたあたりから、特に南側や日当たりのよい面で起きやすくなります。

3. 放置するとどうなる?

チョーキングを放置すると、外壁の防水性や耐久性が大きく低下してしまいます。
▶ 放置によるリスク
・ひび割れ・クラックの発生
・雨水の侵入による外壁材の腐食
・カビやコケの発生による見た目の劣化
・内部構造の損傷・雨漏りのリスク
こうなると、単なる再塗装では済まず、大がかりな修繕が必要になることもあります。早期発見・早期対応が外壁を長持ちさせるコツです。

4. チョーキングのチェック方法

ご自宅でも簡単に確認できます。
✅ 簡単なセルフチェック方法
外壁の表面を指で軽くなぞる
白や灰色の粉が指につくか確認する
特に日当たりの良い場所・雨がよく当たる面を重点的に
✅ 注意ポイント
手に粉がべったりつく場合は、塗装の寿命が過ぎている可能性があります。
粉が少しでもつく場合は、塗膜の劣化が進行中です。

5. 塗り替えのタイミングと目安

チョーキングが確認できた場合、外壁塗装の「塗り替えサイン」と受け止めましょう。
▶ 塗り替えの目安時期
一般的な外壁塗装の耐用年数は 10年前後
耐久性の高いフッ素塗料でも 15年程度
築7〜12年で一度チェック&再塗装を検討するのが理想
▶ こんな症状があれば要注意
チョーキングに加え、ひび割れや剥がれがある
外壁の色あせが目立つ
触らずとも見た目に“粉っぽさ”やくすみを感じる

6. チョーキング対策・再発防止のポイント

塗り替えの際は、次回のメンテナンスまで塗膜をしっかり保つために、以下のポイントを押さえておくと安心です。
✅ 塗料の選び方
ラジカル制御型塗料:チョーキングの進行を抑える
シリコン・フッ素系塗料:耐候性が高く、寿命が長い
汚れにくい低汚染塗料:排気ガスやカビがつきにくい

塗装工事の流れと費用相場

「初めての外壁塗装で不安…」「どのくらいの費用がかかるの?」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、塗装工事のおおまかな流れと費用相場を簡単にご紹介します。

【塗装工事の一般的な流れ】

工程内容
1.現地調査・見積もりプロが実際に家を見て、劣化状況や塗装面積を確認
2.契約・スケジュール調整見積もりに納得後契約。工事は1〜2週間が目安
3.足場設置・高圧洗浄足場を組み、汚れや古い塗膜を洗浄して下地を整える
4.下地処理・下塗りひび割れやシーリングを補修後、下塗りで密着力を高める
5.中塗り・上塗り塗料を2〜3回重ねることで、耐久性・美観を高める
6.仕上がり確認・足場解体・清掃最終チェックをして、問題がなければ工事完了

▶ 費用の目安
一般的な戸建て(30坪前後):70〜120万円前後
塗料の種類によって変動あり(例:ウレタン<シリコン<フッ素)

費用の目安

信頼できる塗装業者を見極める3つのポイント

外壁塗装で失敗しないためには、「誰に頼むか」が非常に重要です。
最後に、後悔しないための業者選びのコツをご紹介します。
✅ ポイント①:診断書や写真付きの見積もりをくれるか
→ 劣化状況をしっかり把握したうえで、“見える化”した説明があると安心です。
✅ ポイント②:過去の施工事例が確認できる
→ ホームページやSNSに施工前後の写真や口コミがあるかをチェックしましょう。
✅ ポイント③:アフターフォロー・保証が明確
→ 工事後に「塗膜がすぐ剥がれた…」などのトラブルも。
「何年保証がつくのか」「不具合時にすぐ対応してくれるか」も確認をしましょう。

まとめ

チョーキング現象は外壁塗装の劣化サインとして見逃せないもので、放置するとひび割れや雨水の侵入、カビ・コケの発生などを招き、最終的には大規模な修繕工事が必要になってしまうリスクがあります。セルフチェックで粉状の付着を確認したら、築7~12年を目安に信頼できる業者へ相談し、下地補修から塗料選び、施工方法までしっかり見極めることが重要です。耐候性の高いシリコン・フッ素系塗料やラジカル制御型塗料を用い、低汚染性や防カビ性能にも配慮することで、次回の塗り替えサイクルを延ばし、メンテナンスコストを抑えられます。小さな劣化を早期に発見し、計画的に対応することが、機能性を長く保つ鍵となりますので、まずは無料診断・見積もりを活用して、これからの10年、20年先まで安心できる住まいづくりを始めてみてください。

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

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