皆さん、ゴマのような小さな虫をお家の中で見つけたことはありませんか?
例えば、パンや小麦粉、米びつの中や畳など…茶色っぽいゴマのような虫であれば、正体はシバンムシかもしれません。
虫が食品についていたらゾッとしますよね。私もお米を精米するときに、茶色の小さな虫がたくさんついていて、驚きました。
一体どこから湧いてきたのか 分からなかったのと、この虫をどのように処理すればよいのかとても困ってしまい、少しパニックになりました。
そのため、今後、もし現れても冷静に対処が出来るように
今回は、自分のためにもシバンムシについて色々と調べてみました!
1. ゴマみたいなちいさな虫…発生時期や侵入経路は?
・侵入経路
まず、シバンムシは基本的に屋外に生息し、樹木などを食べます。
ほとんど屋内に入ることはありませんが、入るとすれば、例えば、宅配などのダンボールや古本に付着しているケース、そして、網戸の網目や換気口などからの侵入です。
もし屋内に入ってしまった場合、シバンムシは茹でる前の堅いパスタやそうめん、または、お米や小麦粉、ホットケーキミックスなど…乾燥食品を中心に好んで食べて 一気に繁殖していきます。
また、食品以外にも畳やドライフラワーなどに集まることも。
そこを住処にしている可能性もありますので、シバンムシがついていないか入念にチェックしましょう!
シバンムシは乾燥している古いものがとにかく好きなため、古本やタバコなども要注意です!
・発生時期
シバンムシの発生時期ですが、5月頃から成虫が発生し始めます。
大体10月頃まで発生のピークを迎えるため、これからの時期は注意が必要です。
・名前の由来
シバンムシについて調べていくと、ふと疑問に思ったのですが
なぜシバンムシというのか…
調べてみると漢字で書く場合、「死番虫」と書くそうです。コチコチと音を鳴らす虫だそうで、その音が昔ヨーロッパで「死神が持つ時計の秒針の音」といわれ、この名前になったそうです。
2.発生を防ぐには
・食品の管理方法を見直す
発生を防ぐには、まず食品の管理方法を見直してみると良いです!
主に、乾燥食品の見直しから行いましょう。
例えば、瓶や缶に食品をいれる、もしくは冷蔵庫にいれて保管するなどが良いです。
100円均一のショップにもたくさん売っているので、是非、お店に行ってみてください!
注意点としてはビニールやラップをかける程度では、シバンムシは簡単に噛み破り、中へ入っていきます。
また、ゴマのように小さい虫のため パッと見ただけでは気づけないかと思いますので、そのまま食害に気づかず、放置してしまい大量に繁殖してから気づくケースも…。 気になる方は、今のうちに確認しておきましょう!
・とにかく家を清潔にする
被害に合わないためには、とにかく家を清潔に保つことです。
シバンムシは簡単に繁殖してしまうため、不衛生な環境だとすぐに広がっていきます。
そのため、日常的に掃除をすることがとても大切です。
・芳香剤はシバンムシの好物!代わりにヒバ油を置くと◎
実は、芳香剤はシバンムシの好物です。ミントやフローラル系の香りに寄ってきてしまいます。
逆にシバンムシの苦手な香りは、ヒバ油の香りです。ヒバは昔から防虫剤や防腐剤として使用されています。
シバンムシの発生源や発生しそうな箇所に、霧吹きで振りかけておくと、シバンムシ対策になります。
3. 被害にあった場合
・処分することがおすすめ!
食品やドライフラワーなど、シバンムシが確認出来た場合はすぐさま処分をしましょう。
「シバンムシをすべて取り除いたから、処分までしなくても大丈夫!」というのは、あまりおすすめしません。
理由は、すべて取り除いたとしても卵が産みつけられている可能性があるため、処分せずに使い続けていると また卵から孵化し、大量に発生するかもしれません…!
そのため、処分することをおすすめします。
私も、お米にシバンムシがついていたことがありますが、すべて処分しました。
とてももったいないので、このようなことがないように今後は気をつけたいです…。
ただ、シバンムシは口に入っても食中毒を起こすようなことはないようです。
人体には無害で、人の肌を噛んだり刺したりすることもありません。
それでも、シバンムシがついていた食べ物は気持ち悪くて食べたくないですよね…。
それに、シバンムシは実は、アリガタバチによる二次被害が起きる可能性があります。というのも、アリガタバチという体長約1.5~2.5mmのアリが、シバンムシの幼虫に寄生することがあります。
アリガタバチに刺されると、赤く腫れてかゆみや水ぶくれになることもあるので、やはり、処分した方が得策です。
・畳は殺虫剤で対応!
畳は、小さな穴が複数ある場合はシバンムシの被害にあっている可能性が高いため、早急に、畳を上げて殺虫剤をまきましょう。
もしくは、畳の内部にいるシバンムシを駆除するために布団乾燥機などで加熱しましょう。シバンムシは、60度以上の熱だと死んでしまいますので、おすすめの方法です。
万が一、かなり被害が大きい場合は、殺虫剤や加熱ではなく、畳を交換してしまうのが一番の手です。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
シバンムシに限らず、5月ごろから他の虫も活発になっていきますので
今のうちに対策をしておくのがおすすめです。
私は、ダンボールや不要になった本などは放置せずにすぐに捨てるようにしています。
あとは定期的に掃除を行うことが出来ればよいのですが…
もし、仕事に追われて定期的に掃除が出来ない場合や、プロにお願いしたいとお考えの方は是非、すまサポを頼ってください!
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