白アリ・黒アリの侵入防止策

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こんにちは。
この記事をご覧いただいているということは、おそらく「白アリが気になる」「黒アリの侵入が心配」と感じている方かもしれませんね。
白アリや黒アリの問題は、気づいたときには手遅れになっていることも少なくありません。
しかし、心配はいりません。
ここでは、白アリと黒アリの侵入を防ぐために、今すぐ実践できる対策を分かりやすくご紹介します。 ぜひ、大切な住まいを守るためにお役立てください。

1. 白アリと黒アリの生態と生息場所の違い

アリにはさまざまな種類がありますが、家の中に侵入してくる代表的なものは、白アリと黒アリの2種類です。
それぞれの生態や被害の特徴は異なるため、対策方法も変わってきます。
● 白アリ
木材を食べて家屋を内部から破壊する厄介な害虫です。
床下や壁の中など、暗くて湿気の多い場所に潜んでいます。
羽アリが飛ぶ時期(4〜5月)は特に注意が必要で、これは巣が成熟し、新たな繁殖が始まる兆しです。
● 黒アリ
食品を求めて室内に侵入してくるアリで、甘いものが大好物です。
巣は庭や建物の隙間、石の下など屋外に作られることが多く、建物そのものに大きな被害を与えることは少ないものの、衛生的な問題を引き起こします。

白アリと黒アリの生態

2. アリの侵入経路と物理的対策

アリはわずか1mmほどの隙間からでも侵入してきます。
以下のような場所は特に注意が必要です。

サッシや窓の隙間黒アリシーリング剤や隙間テープで密閉し、匂いの拡散を防止します。
排水口・配管周り白アリ・黒アリ防虫パテで隙間をふさぎ、こまめな清掃で湿気や汚れを防止します。
ベランダの排水溝白アリゴミを除去し、乾燥状態を保つことで湿気を好む白アリの侵入を予防します。
床下・基礎周辺白アリ換気口を確保し、除湿器を活用して湿気対策を徹底します。

ポイントは「乾燥」と「密閉」です。
白アリは湿気を好みますが、黒アリは匂いをたどって侵入してきます。
そのため、家全体の通気性と清潔さを保つことが、どちらのアリに対しても有効な予防策です。

白アリ換気

3. 白アリ対策における薬剤の選び方と落とし穴

白アリ対策には「薬剤」が欠かせませんが、使用方法や対象によって効果に差が出ることがあります。
市販されているスプレーや粉剤は、目に見える白アリへの“その場しのぎ”としては有効です。
しかし、家の土台や床下、壁の内部などに潜む白アリの巣(コロニー)には届かないことが多いため、根本的な解決にはつながらず、時間が経つと再び被害が出るリスクがあります。
さらに、一部の薬剤は強い刺激臭や成分によって白アリを散らしてしまい、かえって別の場所へ移動・再定着させてしまう可能性もあるため、適切な場所に適切な薬剤を使用することが重要です。 市販薬を使用する際は、製品の適応範囲や使用環境をしっかり確認し、再発を防ぐためにも専門業者への相談を検討するのがおすすめです。

白アリ床下点検

4. 根本解決なら「ベイト工法」が最も有効

本格的に白アリを駆除したいなら、「ベイト工法」が最もおすすめです。
ベイト工法とは?
1.家の周囲に**ベイト(毒餌)**を設置します
2.白アリがベイトを巣に持ち帰ります
3.仲間に分け与え、巣全体に薬剤が行き渡ります
4.最終的にコロニー全体を壊滅させます
この方法は、白アリに気づかれずに駆除が進められるため、とても効果的です。

白アリ床下対策

5. ベイト工法は専門業者に任せるべき理由

ベイト工法には次のような専門知識と技術が必要です。
・設置する位置や深さの判断
・定期的な点検と餌の交換
・効果のモニタリングとデータ管理
市販のベイト剤を自分で設置することも可能ですが、誤った設置で逆効果になるケースも多いため、プロへの依頼がベストです。

6. ホウ酸処理は本当に「半永久的」に効く?

ホウ酸系の白アリ薬剤は「分解されにくく、長期間効力が続く」ことで知られています。
ホウ酸の特徴
・白アリが摂取すると、栄養を吸収できずに死亡
・分解されないため、理論上は半永久的に効果が持続
・揮発しないので、人間やペットへの影響が少ない
ただし、湿気が多い場所では効果が弱まることもあるため、3年に一度の点検や補強処理が推奨されます。
「効いている状態を保つ」ためにも、安全側に倒した運用が重要です。

まとめ

白アリや黒アリによる被害は、「まだ大丈夫」と思っているご家庭ほど、気づいたときには深刻になっているケースが多くあります。
特に木造住宅や築年数の経ったお住まいでは、目に見えない場所で静かに侵食が進んでいることもあります。
たとえホウ酸処理など長期的な予防を行っていたとしても、湿気や構造変化などの環境要因によって効果が薄れる可能性があるため、定期的な点検と再施工によって効果を持続させることが大切です。
春から夏にかけては羽アリの発生や活動が活発になる季節です。
今のうちから、通気・除湿・清掃・密閉といった物理的な対策を始めておくことで、被害を大きく減らすことができます。
つまり、大切な家と家族を守るために、今すぐできることは…
●専門業者の知識と技術を活用する
●予防と点検を“継続的”に行う
●季節ごとの対策を意識して、早めに手を打つ
たとえ今は被害が出ていなくても、「何もない今」こそが最大のチャンスです。
これからも安心して暮らし続けるために、ぜひ今日から住まいの健康チェックを始めてみてください。

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

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