蚊に刺されやすい人の特徴と対策

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夏が近づくと増えてくるのが、蚊による虫刺されの悩みです。
「なぜか自分ばかり刺される…」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、蚊に刺されやすい人にはいくつかの特徴があります。
この記事では、そうした特徴をわかりやすく整理しながら、日常生活の中でできる蚊対策についてご紹介します。

なぜ蚊に刺されるとかゆくなるの?

蚊に刺されると、皮膚が赤く腫れてかゆみを伴います。これは、蚊が血を吸う際に注入する「唾液」が原因です。蚊の唾液には、血液が固まるのを防ぐ成分が含まれており、それに対して人の体が「異物が入ってきた」と判断し、免疫反応を起こします。
このときにヒスタミンという物質が分泌され、血管が拡張し、かゆみや腫れが引き起こされるのです。
つまり、かゆみは「自分の体の防御反応」なのです。

蚊に刺されやすい人の特徴とは?

蚊は、単に「たまたま近くにいたから刺す」のではなく、以下のような条件に引き寄せられて近づいてきます。
1. 二酸化炭素の排出量が多い
人が呼吸することで吐き出す二酸化炭素を、蚊は感知して近づきます。
運動後で呼吸が荒くなっている人などは特に注意が必要です。
2. 体温が高い、汗をかきやすい
蚊は体温や湿度にも敏感です。
汗に含まれる乳酸や、皮脂のにおいに引き寄せられることがわかっています。
3. 濃い色の服装をしている
黒や紺などの濃い色は、蚊が視覚的に認識しやすいとされています。
明るい色の服に比べて、蚊が集まりやすくなる傾向があります。
4. アルコールを摂取している
アルコールを飲むと体温が上昇し、皮膚の血流も増えるため、蚊にとって“気づきやすい存在”になります。
特に屋外での飲酒時は注意が必要です。

蚊に刺されにくくするための生活習慣

★服装を見直す
黒や紺などの濃い色を避け、白やベージュなどの明るい色を選びましょう。
なるべく肌の露出を減らし、長袖・長ズボンの着用が効果的です。
★清潔を保つ
汗をかいた後は早めに着替え、体を清潔に保つことで蚊を遠ざけることができます。
帰宅後はシャワーで汗や皮脂を落とす習慣をつけましょう。
★虫よけの活用
虫よけスプレー、ウェアラブル虫よけ、虫よけパッチなどを状況に応じて使い分けましょう。
アロマ(レモングラス、シトロネラ、ユーカリなど)も有効です。
★アルコールは控えめに
屋外での飲酒時は虫よけスプレーの併用を心がけましょう。

蚊の種類と活動時間帯を知っておく

実は蚊にはいくつかの種類があり、それぞれ活動する時間帯や特徴が異なります。
代表的な種類を知っておくと、効果的な対策がしやすくなります。
■ ヒトスジシマカ(いわゆる「ヤブ蚊」)
活動時間:主に日中(朝〜夕方)
特徴:黒と白の縞模様がある。動きが速く、屋外でよく見かける。
生息場所:庭、公園、ベランダ、植木鉢のまわりなど湿った場所に多い
■ アカイエカ
活動時間:夕方〜夜間
特徴:茶褐色で比較的小型。家の中に入り込んでくるのが特徴。
生息場所:下水や水たまりなど、比較的汚れた水にも産卵する
このように、種類ごとに活動する時間帯や場所が異なるため、対策も時間帯に合わせて行うことが重要です。
朝の屋外作業には虫よけスプレー、夜は網戸・蚊取り線香・空間スプレーなどを使い分けると効果的です。

蚊取り線香

蚊に刺されたあとの正しい対処法

どれだけ気をつけていても、完全に刺されるのを防ぐのは難しいものです。
もし蚊に刺されてしまったら、かゆみや腫れを悪化させないための対処が大切です。
❖ 冷やす
氷や保冷剤をタオルで包み、刺された部分を冷やすと、かゆみや炎症をやわらげる効果があります。
❖ 抗ヒスタミン成分の塗り薬を使う
市販の虫刺され薬を使えば、かゆみを抑え、かき壊しの予防にもなります。
❖ 絶対にかかない
かゆくても我慢が肝心。かきすぎると皮膚が傷つき、細菌が入り「とびひ」などの二次感染のリスクが高まります。
❖ かき壊したときは消毒とガーゼ保護
出血や傷ができた場合は、傷口を消毒し、清潔なガーゼなどで保護しましょう。
❖ 虫刺されパッチも効果的
薬を塗った上からかき壊し防止用のパッチ(絆創膏タイプ)を貼るのもおすすめです。
無意識の掻きむしり防止にも役立ちます。

蚊に刺されたあとのかゆみや腫れは通常1〜3日で治まりますが、皮膚が敏感な方や強くかいた場合などは1週間ほど続くこともあり、特に小さな子どもやアレルギー体質の方は早めの対処が大切です。

蚊に刺されたあとの正しい対処法

蚊の発生源を断つための環境づくり

蚊はわずかな水たまりにも産卵できるため、家の周辺環境を整えることも大切な対策です。
蚊の幼虫(ボウフラ)は水の中で育つため、生活空間に“余計な水”を残さないことが予防の基本です。
・よくある発生源と対策
・植木鉢の受け皿 → 水はこまめに捨てる
・雨どいの詰まり → 定期的に掃除して流れを良くする
・バケツや容器 → 逆さにして雨水がたまらないように
・ペットの水皿 → 毎日交換・洗浄する
また、玄関やベランダの照明に集まる虫を避けるため、LEDライトなど昆虫が寄りにくいタイプの照明に切り替えるのも効果的です。
自然環境に配慮しつつ、蚊の発生リスクを減らす工夫を取り入れてみましょう。

家の中の蚊対策も忘れずに

・網戸にすき間や破れがないか点検する
・植木鉢の受け皿など、水がたまる場所を放置しない
・網戸に虫除けネットを取り付ける
・扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる(蚊は風に弱い)

家の中の蚊対策

まとめ

蚊に刺される人とそうでない人には、体質や生活習慣の違いが関係していますが、大切なのは日々の対策と意識です。
服装、清潔、環境づくりなど、少しの工夫で蚊を遠ざけることができます。今年の夏は、事前の準備と生活習慣の見直しで、快適な毎日を過ごしていきましょう。

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