住宅は1つ1つが重要な、様々な部品から建てられています。
雨どいもその内の1つです。
一見目立たず地味ですが、雨どいが無いとお家に様々な問題をもたらします。
今回は、大事な雨どいの役割からお手入れまでご紹介します。
雨どいって何？
雨どいの役割
雨どいとは、屋根を伝う雨の排水をコントロールするためのものです。
雨どいがないと屋根から落ちる雨水がそのまま地面に落ちるため、水の跳ね返りで、外壁や基礎が汚れる原因になります。
また、屋根から落ちる雨水にたたきつけれられ続けた地面が部分的にえぐれてしまい、敷地がデコボコになってしまう可能性もあります。
雨どいを正しく取り付けることによって、お家の敷地外へ排水しやすくします。屋根を見てもあまり目立たない存在ですが、お家を長く保つためにはとても大切な部品なのです。
部品の名前
軒樋（のきどい）・・・
軒先に取り付けられていて、屋根を伝って流れてきた雨を一番最初に集めます。
水平に取り付いているように見えますが、実は集水器へ流れるように勾配がついています。
・半丸形（半円型）
築３０年以上のお家に取り付けられている事が多いです。
簡単な形状なので、比較的安価なものが多いです。
・角形
丸型に比べて多くの雨量を溜めることができるため、急なゲリラ豪雨にも対応できます。
集水器・・・
軒樋で受けた雨水は、地面に流すために一度集水器に集められます。
竪樋に流す役割を持っています。
竪樋（たてどい）・・・
集水器を通過した雨水が地面に向かい、道路の排水へ向かって流れていきます。
素材
・塩化ビニール
劣化や変色が起こりやすいというデメリットはありますが、軽くて組み立ても簡単なためコストが抑えられるというメリットがあります。
・ガルバリウム鋼板
屋根や外壁にも使用されている金属素材で、錆びにくく耐久性が高いです。
塩化ビニールに比べて高価な素材なためコストがかかってしまいますが、塩化ビニールよりも長持ちなためオススメです。
雨どいが詰まる原因
落ち葉
毎年秋が深まると住宅近くに樹木が生えているお家では、落ち葉掃除が大変ですよね。
落ち葉は地面に落ちるだけではなく、樋にも溜まっている可能性があります。
軒樋には雨を”溜める”役割があるように、落ち葉を取り除かなければ、どんどん雨どいに溜まってしまいます。
葉が落ちるシーズンに毎日樋の掃除をするのは大変ですよね。
ホームセンターやネットで販売されている落ち葉ネットを取り付ければ、雨どいに落ち葉が溜まることがなく、雨水の流れを塞ぐことを防止できます。
泥、砂埃
雨どいは雨風にされされ続けているので、当然ほこりや砂が溜まっていきます。
掃除をせずに放置し続けるとコケが生えたり、故障の原因になります。
定期的な掃除や、築年数が古く個人で難しい場合は業者にメンテナンスを依頼してみてはいかがでしょうか。
雨どいが詰まったまま放置しておくと？
外壁の劣化
雨どいが詰まり、排水機能が果たせなくなると、軒樋から雨水があふれてしまします。
屋根の高さから雨水が地面に落ちるため、水の跳ね返りで、外壁や基礎が汚れる原因になります。
土地の水たまり
また、屋根から落ちる雨水にたたきつけれられ続けた地面がえぐれてしまい、敷地がデコボコになってしまう可能性もあります。
水はけが悪くなる可能性もあるため、雨どいを通して正しく排水することは非常に重要です。
普段のお手入れ
秋には落ち葉が、台風の時期にはどこからか飛んできたゴミが、知らず知らずのうちに樋に溜まっていきます。
毎回業者に頼まなくても、自分で出来る事ならやっておきたい！
という方に、普段のお手入れ方法についてご紹介します。
お手入れその①
樋に溜まったゴミや落ち葉を、ホームセンターなどで売っているトング等で取り除き、ホウキで土やほこりを掃きましょう。
お手入れその②
一番詰まりやすいのは「集水器」と言われています。
軒どいの掃除が終われば、集水器から竪樋に水を流して詰まっていないか確認しましょう。
お手入れその③
上記でご紹介した、「落ち葉ネット」を取り付けましょう。
落ち葉やゴミが樋に溜まるのを防ぐことで、樋の水の流れを確保できます。
ただし、雨どいは軒先についていますので、ご自身で掃除するにはハシゴなどを使用しなければなりません。
ハシゴを支える人がいない場合や、不安な方は無理をせず、プロにお任せしましょう。
すまサポで出来る事
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すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。
気になることがございましたら、お気軽にご相談ください！
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