床下点検の必要性と自分でも出来る点検方法の紹介

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床下の湿気が気になったり、シロアリが繁殖していないか、自分で点検する方法はあるのか等、戸建てに住む方で、一度は不安になったり、考えたりしたことがあるのではないでしょうか。

床下は、お家を支えている重要な部分です。

家を長持ちさせる為に、床下点検は定期的に必要と言われています。

今回は床下点検の必要性と自分で出来る点検方法をご紹介いたします。

床下点検が必要な理由

メンテナンスの頻度

床下は築5年以上経っている場合は点検したほうが良いと言われています。というのも、シロアリの予防薬剤は約5年で効き目が切れるからです。

床下は目に見えない場所なのでどうしても点検を怠りがちになってしまいますが、放っておくと、シロアリが繁殖して、木が痛み、家の耐震性が落ちてしまっている可能性があります。

そうなってきますと、万が一、大地震が来たときにお家が崩壊する恐れがあります。

お家の状態を知る為にも年に一回はご自身でチェック、または業者に依頼するのがおすすめです。

自分で点検する方法

注意点

ご自身で点検される場合についてですが、まず初めに床下は埃っぽく、狭くて、暗いので

閉所恐怖症、呼吸器系の持病がある方などはおすすめ出来ないのでやめておきましょう。

また、蜘蛛の巣や、シロアリが繁殖している可能性あるので虫が苦手な方も要注意です。

服装・持ち物

では、次に服装や持ち物についてです。

・汚れてもいい服

床下は埃やちりが多いので、汚れても良い服、つなぎ等を着ましょう。

・マスク

先程もお伝えしたように、床下は埃、ちりがとても多いので吸い込まない為に、防じんマスクを用意しましょう。

・軍手

蜘蛛の巣や虫がいる可能性もあるので、軍手の用意が必要です。

・懐中電灯

日の当たらない暗闇の中で、点検するので懐中電灯は必須アイテムです。ヘッドライトだと、両手が空くのでおすすめです。

・カメラ

記録を残したい場合は防じんカメラを用意すると良いでしょう。

・長靴

怪我防止の為に、靴は、長靴がおすすめです。

・帽子

こちらも怪我防止の為に必要です。またはヘルメット、タオルなど巻いても良いでしょう。

点検時に確認すべきポイント

床下点検では見るべき箇所が決まっています。

・湿気

まずひとつ目は湿気のチェックです。

土地の高さよりも土壌が低く、風通しが悪いお家や、

床下の空間が足りないと湿気がたまりやすく、木材が腐食してしまう可能性があります。また、カビやシロアリの発生、基礎コンクリートの劣化にもつながってしまいます。

風通しが悪いと湿度が高くなりがちなので、湿気を吸収してくれる床下調湿材の設置が必要になってきます。

手軽に購入出来るものですが、中には、周囲の湿度が高いときは水分を取り入れ、乾燥しているときは内部の水分を空中に放出するなどの現湿効果が見込めない商品もあるので、よく調べてから購入した方が良いでしょう。

・シロアリ

シロアリが発生しているかの確認ですが、

普段目に見えるところには居ないのでシロアリがいた形跡を見つけ出すことが大事です。

アリは、砂や土で蟻道をつくるので、その蟻道をまず探しましょう。もしくは、木がスカスカの状態、または叩いた時に、軽い音が鳴っているなどの確認が取れた場合はシロアリが発生している可能性が高いといえます。

・カビの有無

湿度が高すぎると、床板の裏側にカビが発生します。

ひどい場合は、1階にカビの匂いが漏れて、室内にもカビが発生する恐れがあります。

健康被害につながる可能性もあるので、現状の確認が必要です。

・基礎のひび割れ

基礎部分がひび割れしていると、耐震性が下がり、地震が起きたときに最悪の場合、倒壊の恐れがあります。ダメージが蓄積されていくので、基礎コンクリートのひび割れが確認できた場合は、補修工事を業者に依頼するのがおすすめです。

・断熱材の状態

断熱材が下に落ちてしまっている、もしくは設置されていない場合などがございます。

状態を確認して、断熱材が機能していない場合は、補修、交換の工事を行いましょう。

・配管の水漏れ

配管から水漏れが起きている場合、水たまりが出来てしまい、基礎部分の劣化、カビの発生、木材の腐食、湿度の上昇でシロアリの発生などにつながります。

そういった場合は、配管の交換工事が必要です。以上が点検時に確認すべきポイントです。

ご自身で確認が難しいと判断された場合は業者に依頼するのがおすすめです。

では、次に依頼する場合、一般的に相場はいくらなのか、悪徳業者の見分け方などをご紹介いたします。

床下点検の相場

まず床下点検の相場ですが約5000円~1万円前後です。

しかし床下点検口がない場合は点検口の作成から始まるので、その分約2万5000円から3万円の追加費用がかかると言われています。

悪徳業者の手口

昔からあるのが、訪問時に市の職員を名乗って信用させて、お金を請求する手口です。

本当に市の職員なら、腕章や、身分証明書を持ち歩いているので確認しましょう。

他には、見積書や契約書を提出せずに、お金だけ先に支払わせた後、予定していた工事日に現れず、連絡しても繋がらないといった手口もございます。

必ず料金を支払う前に、見積書や契約書を発行してもらい、確認してから料金の支払いをしましょう。

その他悪質なのが、全く関係がないのにも関わらず、名刺に大手企業のロゴを無断で使用し、あたかも関連会社のように見せかける手口がございます。

いずれのパターンもまともな工事をしてくれないので、気をつけるようにしましょう。

まとめ

普段目にする機会がない床下ですが、長く放置していると、紹介させていただいた通り大地震が来たときに崩壊してしまう恐れや、カビの繁殖などで健康被害が起きる可能性がございます。なので、お家の耐久年数を維持するためにも定期的な点検は必要です。

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