地震発生時、家の中で安全な場所は?家庭でできる地震対策とは

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みなさんは地震が起きた際、どのように行動すべきか考えたことはあるでしょうか。

家の中だとどこが安全なのか、どのような対策が必要なのか、命を守るためにも考えておくことが必要です。2011年に発生した東日本大震災や2016年の熊本地震など記憶に新しく、改めて地震対策が必要と思われた方も多いのではないでしょうか。いつ来るか予想が難しいからこそ、事前に備えておくことが重要です。

そこで今回の記事では、家の中で安全な場所はどこなのか、また、家庭内でできる地震対策など紹介していきたいと思います。

家の中で安全な場所

安全な場所の条件とは

地震が起きた際、安全な場所の条件は 以下のような場所と考えられています。

・落下物や家具などの転倒物が少ない場所

・ガラスが飛散する危険の少ない窓から遠い場所

・閉じ込められることのない、いざという時 外に避難しやすい場所

この3つについて詳しく説明すると

照明器具、タンスやテレビ、ピアノなど大きな家具は落下や転倒の恐れがあり、最悪の場合、避難経路が閉ざされてしまう可能性があります。そのため、こうした場所からはまず離れることが先決です。窓がある場所も割れてガラスが飛び散る危険があるので、出来るだけ窓の傍からは離れましょう。

また、いざという時、外に避難しやすい場所が良いので出口から出来るだけ離れていない場所が理想です。大きな揺れが起きるとドアが歪んで開けることが出来なくなる可能性があります。閉じ込められることのないように、揺れを感じたらドアは開けておきましょう。

では、これらの条件を踏まえた場合、家の中でも安全な場所はどこなのでしょうか。

・玄関

避難経路を確保できる 玄関は比較的安全な場所と言えます。

玄関はお家の中でも頑丈に作られていて、地震の現場を見ても玄関だけが残っていたケースが多くあります。揺れを感じたらまずは玄関へ避難しドアを開けましょう。

ただし、大きな揺れが起きた際、耐震性に不安のある古いお家にお住いの場合、1階部分が崩れてしまう可能性があるため、慌てて下に降りるのは控えたほうが良いかもしれません。上の階になると揺れが大きくなるので、家具の転倒などに気をつけながら頭を守り、ドアを開けて揺れが収まるのを待ちましょう。

・トイレ

地震発生時、「まずトイレに逃げなさい。」と教えられた人も多いのではないでしょうか。

トイレにあるのはトイレットペーパーや掃除道具ですし、窓の無いトイレも多くあると思います。なので、他の場所に比べて安全な場所と言えますが、注意するべき点が2点あります。

まず、まず1つ目は、天井にタンクが設置されている古いトイレの場合です。揺れによりタンクが落下してくる恐れがあるので注意しましょう。2つ目は、ドアは必ず開けておくということです。繰り返しにはなりますが、地震で閉じ込められることのないよう、ドアの開放は必須です。

家庭内でできる地震対策とは

家具の落下や転倒防止

家具は固定器具を利用し、転倒対策を行いましょう。

合わせて避難経路が塞がれないように家具の配置を見直すことも大切です。

例えば、出入り口付近に背の高い家具を配置しないようにする、就寝位置から家具を離しておく等の見直しがおすすめです。

また、手が届く範囲で懐中電灯やスニーカーなども準備し、備えておきましょう。

食料や飲料の備蓄、防災バッグの準備

地震が起きた場合、電気やガス、水道などライフラインが止まる可能性があります。それに備えるため、普段から保存食や飲料の準備や確保がとても重要です。

飲料水に関しては、基本的に1人1日3リットルを目安に最低3日分は用意しておきましょう。保存食も同じく最低3日分を目安にして、保存の利くかつ、エネルギーになりやすいアルファ米などのご飯、ビスケット、乾パンなどがおすすめです。

ただ、それだけでは栄養が偏るので、肉や魚の缶詰、レトルト食品、日持ちのするじゃがいもや、かぼちゃなど野菜も用意しタンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維も摂取できるよう常備しておくのが理想です。

飲料や食料以外にも衣類や通帳、財布などの貴重品、絆創膏や消毒液、常備薬などの救急用品、ヘルメット、マスク、軍手なども常備しておくと良いでしょう。

あくまで一例ですので、これ以外にも必要と思われるものは防災バッグの中に詰めておきましょう。また、すぐに持ち出せるように 出口付近に防災バッグを備えておくことがおすすめです。

避難場所や経路の確認

みなさんは避難場所や経路の確認をしたことはあるでしょうか。

把握していない場合、避難場所へたどり着けない可能性もあるので事前に場所と経路の確認をしておきましょう。

各地域の避難場所は、市町村ごとに用意されている防災情報マップなどで確認が出来ます。Web上でダウンロード出来るものも多いので、検索してみるのもおすすめです。

耐震診断は必要?

心配なら耐震診断がおすすめ

お家の中で比較的安全な場所や家庭内で出来る地震対策について紹介しましたが、

自分のお家の耐震性が気になった方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが耐震診断です。お家のどこが危険でどのようにリフォームすれば良いのかが分かります。大事なお住いを守るためにも、専門家による診断で適宜メンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。

自治体によっては補助金が使える場所もあるので一度調べてみるのもおすすめです。

まとめ

地震発生時は慌ててしまい、冷静な判断ができなくなることがほとんどです。

そのため日頃から安全な場所を確認し、防災バッグの準備や耐震診断など地震対策について定期的にご家族と一緒に考えてみてください。

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