テラス囲い

テラス囲いの雨漏りはなぜ発生する? 構造から雨漏りが発生しやすい箇所を解説

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ベランダがないお家にも、窓と直結した個室を作ることができるテラス囲い。洗濯物を干したり、日差しの下で読書ができたりと、暮らしに変化を与えてくれるアイテムです。

屋根と壁を家に増築する形で設置をしますが、構造上、部品同士をつなぎ合わせることが多いため、僅かな隙間が生まれやすく雨漏りがしやすいと言われています。

テラス囲いにより個室化したスペースが、雨漏りによって床部分に水たまりや室内の壁が濡れてしまうと残念に思います。

今回はテラス囲いの雨漏りの原因と対処法についてご紹介します。

テラス囲いの構造

テラス囲い構造

①屋根材 素材としてはポリカーボネートが多く、雨風を防ぐために設置する

②屋根妻パネル 屋根と壁との間にできた三角形の隙間を埋めるパネル。商品によってはこの部分に換気扇がついている場合もある

③側面ユニット 素材はガラスが多く、扉になっている

④正面ユニット 正面は外部からの視界を遮るために半透明のガラスを使用することも可能

⑤床材 合成樹脂や木材が使われる

⑥柱 地面に直接立てかける形で設置するテラス囲い全体を支える役割がある

テラス囲いはこれらの個々のパーツをお家の外壁部分に固定する形で組み立てていきます。

テラス囲いの雨漏りの原因

お家の外壁と屋根との隙間

テラス囲いの屋根はお家の外壁に直接固定します。お家の外壁材はサイディング系、モルタル、タイルなど数多くありますが、中には外壁材に凹凸があり、屋根との間に隙間ができてしまった影響で雨漏りが発生してしまった例があります。

施工時に外壁との隙間にはシーリング材によって雨漏りがしないようにはしていますが、紫外線を含む経年劣化によって少しずつシーリング材にヒビが入ってしまうからです。

一般的にシーリング材の寿命は約10年前後と言われています。

屋根とパネルとの隙間

屋根につながる側面ユニットや正面ユニット、屋根妻パネルはネジによる固定を行いつつ、雨漏り防止のシーリングを行います。

この部分も経年劣化によりヒビが発生することがあります。

またパネルのポリカーボネートは太陽光の熱によって、常に膨張したり収縮したりして形が変化しています。

その結果徐々に接合部との隙間が生まれることになり雨水の進入を許すことがあります。

強風による接合部のズレ・破損

一般的にテラス囲いの耐風強度は風速34m/秒前後のものが多くなっています。

台風の暴風域は25m/秒以上の風が吹くことになるので、テラス囲いの台風強度を超えてきます。 強風によりガラスが割れていなかったとしても、接合部のズレが発生しその部分から雨漏りが発生してしまうこともあります

テラス囲いの雨漏りを放置しておくと?

テラス囲いは家の外に後付で個室を作ったようなものです。雨漏りが発生したとはいえ、家の外の部分なのでまあ良いかと放置しておくことはよくありません。

テラス囲いの雨漏りが発生している原因は実はお家の外壁や雨樋に問題があったからテラス囲いの屋根にも雨水が伝わった可能性もあるわけです。

その場合はテラス囲いだけの修理では済まず、お家本体の部分も修理が必要になります。

症状が軽い内に修理をしておくと、今後長期目線で考えると費用面では安くすむので、雨漏りは放置せず、発生したらすぐに対処することが望ましいです。

テラス囲いの雨漏り対処方法

テラス囲いの雨漏りの対処は、明らかに屋根や壁の素材が割れていない限り、多くの場合はシーリングの打ち替えか増し打ちで対処が可能です。

シーリングはDIYでも可能でホームセンターで販売しているコーキング材で隙間を埋めることで対処は可能ですが、テラス囲いのどの部分に隙間が空いているか特定することが難しいかもしれません。

専門の業者の場合は散水試験を行い、原因箇所を特定することができるので安心です。

まとめ

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