火災保険は窓に使えるのか

火災保険は適用される?窓リフォームで断熱や防犯対策

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寒い季節になるとお家の暖房の効きづらさや、窓際の冷えを感じることはありませんか?

窓を締め切って、暖房をつけていても寒さが気になるお家は、お家の断熱性能が低下している可能性があります。

また、リフォームするなら費用をできるだけ安く抑えたいですよね。火災保険が適用される工事内容だと、保険が降りるので費用の負担額を少なくできるかもしれません。 今回は、窓リフォームで得られる効果と、費用を抑えてお得に修理やリフォームができる可能性のある火災保険についてご紹介します。

窓リフォームで期待できるお家の性能アップ

断熱対策

住まいの中で、熱の出入りが一番大きいのは窓といわれています。つまり、窓の断熱を見直すと、住まい全体の快適性を高めやすくなります。

2000年代の住宅は、1枚のガラスでできた単板ガラスが主流でした。複層ガラスのように、空気層のあるガラスに変更するだけでも、冬は寒い空気を遮断し、夏には熱い空気が室内に侵入しにくくなります。

防犯対策

リビングなどの大きい窓は、割られてしまうと簡単に侵入されてしまいます。強度の高い防犯ガラスにする事で防犯性能を高めることができます。

また、脱衣所やお風呂場を、外から見えづらい型板ガラスにする事で、室内が透けないように目隠しする事も出来ます。

防音、遮音対策

お家の気密性を高めることで、音の伝わりを減らすことができます。特に二重窓(内窓)は、気密性が高いため防音や遮音に有効です。

既存のサッシが劣化などで性能が落ちている場合は、十分な防音、断熱効果を発揮できないので注意が必要です。

結露対策

窓の結露

窓に発生する結露によってカーテンや窓枠付近の湿度が高まり、カビの発生に繋がる恐れがあります。

結露を防ぐには、室内の暖かな空気と、窓の表面温度との差を小さくする必要があり、室内での結露対策には、断熱効果が高い複層ガラスが有効です。

放置すると喘息・アレルギー症状の原因にもなりますので、冬場や梅雨の時期に結露が気になるお家は、冷たい外気の影響を受けにくい複層ガラスへのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか

紫外線カット

Low-E複層ガラス

Low-E複層ガラスは、複層ガラスの内側に熱の伝わりを抑えるLow-E膜をコーティングした窓ガラスで、高い断熱性能と日射遮蔽性能を両立しています。

夏は涼しく、冬は室内の熱を外へ逃がしません。

紫外線を70%カット(YKKap Low-E複層ガラス(遮熱タイプ))してくれるので、紫外線による家具や床板などの色あせ防止にも効果的です。

窓リフォームの種類

複層ガラス

2枚以上のガラスの間に乾燥空気や質量が重いガスを封入し、空気層を設けたガラスの総称です。

主にペアガラスは2枚のガラスの間に空気層を設けた物で、トリプルガラスは3枚のガラスと空気層があり、空気層が多い程断熱性に優れています。

ガラスの間に挟むフィルムによって機能が変わるので、目的に合ったガラスを選択できます。

樹脂サッシ

樹脂サッシ窓は、塩化ビニル樹脂から成型されたサッシ枠に複層ガラスなどで構成された窓です。

アルミサッシと比べて樹脂サッシは熱を伝えにくく、断熱性能が高いとされています。

また、金属サッシより気密性が高く、結露しにくいという利点もあります。

二重サッシ

二重窓

既存の窓の上に新しい窓を取り付ける工事です。窓を二重にすると気密性が高まり、防音性能も高くなります。

また、侵入されやすい大きい窓が二重サッシだと、防犯面でも有効です。

注意点として、窓の数が増えるので掃除するガラスの数も増えます。

また、出入りする際にも開け閉めする回数が増え、手間がかかるというデメリットがあります。

火災保険とは

予測できない火災や自然災害で、いつ大切な住宅や家財が破損・欠損してしまうか分かりません。

火災保険は火災だけではなく、風水災などの自然災害や盗難などによって建物・家財などに生じた損害を補償する保険です。

事故や災害によって住まいや家具が受けた損害を補償してくれるので、万が一に備えて加入しておくと安心です。

火災保険の補償対象として適用されると、リフォームや修理費用の自己負担額が軽減できるというメリットがあります。

ただし、保険を申請してから結果が出るまでに1ヶ月程かかるので、急いで補修工事をしたい場合には後からきちんと書類が提出できるように準備しておきましょう。

適用される条件

火災保険では一般的に、火災、落雷、破裂・爆発、風災・雪災・雹災、水災、水漏れ・飛来、騒擾・集団行動等に伴う暴力行為、盗難、不足かつ突発的な事故などが補償の対象となります。

加入しているプランによって、補償される内容が変わりますので今一度確認してみてはいかがでしょうか。

例外

・劣化が原因の破損などには火災保険が適用されません。老朽化で破損してしまう前にリフォームを検討しましょう。

・地震が原因による破損も火災保険が適用されません。不安な方は地震への備えとして地震保険の加入もオススメします。

・火災保険を申請するには期限があります。被災後すぐの対応が難しければ被災してから3年以内に忘れずに申請しましょう。

また、工事完了後に申請する場合は、工事前と工事後の被害箇所の写真、工事完了報告書、工事の領収書が必要となりますので、事前に確認して必要な書類を保管しておきましょう。

まとめ

今回は住宅の性能向上に有効な窓のリフォームと、火災保険についてご紹介しました。

住宅の中でも窓は大きな面積を占めるので、窓の性能を高めるだけでお家全体の快適性の向上が期待できます。

また、加入している火災保険はどんな時に、どのようなカバーをしてくれるのかを確認しておくことで、もしもの際に忘れず対応しやすくなります。困った時にきちんと補償されるのか、この際にプランを見直してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、屋根や雨樋の補修は補償の対象になる場合が多いため、積雪の多い地域にお住まいの方は特に、あらかじめ火災保険に入っておくと安心です。

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