観葉植物にわく害虫? 発生を防ぐ方法と対策!

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観葉植物は室内やオフィスの雰囲気を良くしたり空間に癒しをもたらしてくれたりとインテリアとして楽しむだけではなくお部屋の空気がキレイになったり湿度を保ってくれたりとたくさんのメリットが期待できます。

しかし管理において、心配事の一つに害虫の被害があります。突然、観葉植物に無数の害虫が…

不快に感じる見た目だけではなく、害虫の種類によっては植物を弱らせ、病気の発生によって枯死するなんてことも。

また、駆除や対策などせずに害虫を放置してしまうと、住み着いてしまった虫は繁殖し続け他の植物への被害や、室内で別の被害に広がってしまうことも。

今回は観葉植物に付く害虫の種類、発生原因、対策・予防と虫が寄って来にくい観葉植物の種類などを紹介していきます。

大切な観葉植物が害虫による被害を受ける前に実施できる対策から始めていきましょう!

観葉植物に発生する害虫

観葉植物に発生する虫は「不快害虫」と呼ばれ、葉の養分を吸収して植物を弱らせます。その為、被害が拡大する前に捕殺する必要性があります。特にカイガラムシやハダニは室内でも発生しやすく、排泄物によって細菌が発生し、観葉植物が病気を引き起こしてしまう危険な虫でもあります。このような被害に遭わないためにも発生しやすい害虫の種類を覚えておきましょう。

アブラムシ

家庭菜園などの屋外で発生しやすい害虫ですが、まれに風などで飛ばされてきたアブラムシが室内に侵入し、観葉植物に発生することがあります。アブラムシはメス1匹で増殖することができるため、1匹でも放置すると被害拡大の恐れがあります。茎や枝先に付き、新葉の養分を吸汁するため生育に障害が起きる可能性があります。

カイガラムシ

ダンゴムシのような姿をした害虫で葉・枝・茎の養分を吸汁し、植物を弱らせます。放置し成虫になると駆除が困難になるのでできるだけカラが覆われていない幼虫の時期に捕殺するようにしましょう。

コナジラミ

春から秋にかけて気温が高く乾燥した環境であればどこでも発生します。成虫は白く、粉が舞うように植物の周りを飛び回り、新葉の裏面に卵を産みつけます。その為、被害に気づかず拡大することが多く、葉はべたつき、すすカビ病やウイルス病を発生する可能性も。被害が大きくなると観葉植物の株ごと枯れてしまうことがあるので注意が必要です。

ハダニ

クモの一種ですが益虫ではなく、植物に口針を刺して養分を吸い取る害虫です。気温が高く、乾燥している場所で大量発生しやすく、ハダニの被害に遭うと葉が黄色く変色し、植物全体に広がって落葉することも。被害が拡大すると葉だけでなく株ごと枯れてしまうこともあり注意が必要です。

コバエ

コバエは観葉植物へ直接的な被害はないですが、大量発生すると部屋中コバエだらけになることがあります。被害がないといえど、想像しただけでもとても不快です。コバエの被害に遭ったことがありますが、家のキッチン周りに大量発生した時は発狂しそうになりました。コバエは観葉植物の土の表面に卵を産みつけ繁殖します。一回の産卵で200個以上の卵を産みます。厄介なことに観葉植物以外の場所でも繁殖するので発生してしまった場合はすぐに対処するようにしましょう。

害虫が発生する原因とは

室内で育てている観葉植物が害虫まみれになるなんて、想像するだけで嫌気がさしますよね。

ここでは害虫が発生する原因と発生しやすい時期について解説していきます。思い当たる点があれば確認しながら読み進めていきましょう。

1つ目が屋外からの侵入です。洗濯の取り込みの時、ドアの開閉の時などは害虫にとって十分侵入できる時間があります。それ以外でも宅配物に付着していたり、洋服に付着したまま気づかず侵入を許してしまうケースなど様々です。1番油断してしまう可能性があるのが観葉植物の購入時です。お店で購入した際に屋外で購入することなどもあります。その観葉植物にはすでに害虫が潜んでいる可能性を忘れずに。

2つ目に観葉植物を育てる環境です。多くの害虫は湿気の多いジメジメした環境を好みます。逆に育てる環境が乾燥しすぎるとハダニやアブラムシの好む環境になってしまいます。良好な環境を維持するのは大変難しいことですがポカポカと暖かく、風通しの良い環境は観葉植物にとっても成長しやすく、害虫の繁殖を防ぐ環境となります。

3つ目に観葉植物の管理方法が問題となる場合です。観葉植物に肥料や水の与えすぎは、害虫が繁殖しやすい環境になることも。水のやり過ぎで土が常に湿った状態になってしまうとコバエにとって良い環境になってしまいます。他に腐葉土、魚粉、骨分などの有機肥料は害虫の発生しやすい環境を作ってしまいます。土の植え替え時などの際には十分注意しましょう。

害虫発生を防ぐ方法・対策

観葉植物に発生する害虫は肉眼で見えるサイズから小さくて見えにくいサイズまで様々です。気付かないうちに侵入し、大量発生をします。大切に育てている植物が害虫被害で枯れてしまったり病気にかかるとショックですよね。ここでは害虫発生を防ぐ対策・方法について紹介します。

購入後の観葉植物の手入れ

室内に観葉植物を運び入れる前に葉や茎についたホコリなどはきれいに落としましょう。購入した際の観葉植物の土に害虫やその卵が潜んでいた可能性が考えられます。こうした害虫の発生を防ぐ方法としては購入した観葉植物を新しい土に植え替えることで対策できます。

有機質な土や肥料を使わないようにする

発生原因でも紹介しましたが土の中に有機物が含まれている肥料を使うとコバエなどの害虫が土の中に卵を植え付ける可能性があります。土はバーミキュライト・パラート・小粒赤玉土・小粒鹿沼土を均等に配合すると害虫からの被害を抑えることが可能です。また肥料を与える時は与え過ぎず、適度な量を与えることを心がけましょう。

害虫が集まりにくい観葉植物を選ぶ

観葉植物の中でも害虫がつきやすいものとそうでないものがあります。例えばバラ科、アブラナ科の植物は比較的害虫の被害に遭いやすい植物ですが、多肉植物やゴムの木などはバラ科、アブラナ科の植物と比べて被害に遭う確率が低いです。育てる土もハイドロカルチャーや赤玉土で育つ植物を選ぶことでコバエなどの発生を防ぐことができます。

害虫が発生しにくい観葉植物

今回は害虫が発生しにくいだけではなく、水やりや肥料の手間もあまりかからない手軽に育てられる植物を3つ紹介します。

モンステラ

観葉植物の中での人気のモンステラですが、日陰になりがちな場所でも害虫の被害などを受けにくい植物の一つです。株が枯れにくく初心者でも育てやすい特徴もあります。水分がたっぷりとつまった分厚い葉は害虫の被害を受けにくく吸汁されることもあまりありません。葉が大きいためホコリはたまりやすいので月に数回タオルなどで汚れを拭き取りましょう。1〜2年に1回のペースで剪定し常に風通しをよくすることでさらに被害防止に繋がります。

ドラセナ

葉の形や色が美しく、豊富なバリエーションが特徴であるドラセナは水やりや剪定の手間が少なく、育てやすいことから人気のある観葉植物です。幹の先端付近から伸びた葉にカイガラムシやダニが付くこともありますが風通しが良ければそのような被害もあまりない植物です。成長時に歯が密着しすぎていると感じた時は根に近い下の葉を手で摘み取り、風通しをよくしましょう。

サンスベリア

最後に病害虫の心配が比較的少ないサンスベリアですが、葉が固く分厚いため害虫が住みつくことがあまりなく病害虫によって植物自体が枯れるリスクも低いのが特徴です。厚みのある葉にはたくさんの水分が含まれているため、水やりは1〜2ヶ月に1回程度ペースと初心者でも育てやすい植物です。水やり直後の土が湿った状態では蒸れやすく根腐れを起こしやすいので、水やりから2〜3日後には日に当たる場所へ移動しましょう。

まとめ

室内で育てる観葉植物の害虫の被害はその特徴や生態を知っておくだけで万が一、害虫発生してしまった際の対処や対策がスムーズに行えます。また害虫の発生原因を根絶することで観葉植物を育てる環境をよくする事ができ、被害を防ぐことも可能です。

観葉植物の害虫被害は環境改善や管理方法を見直さないと再発する可能性が高いです。まずはこまめに掃除をすることから始めてみるのもいいかもしれません。

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

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