トイレ詰まりの解消法と業者に依頼する判断

シェアする
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  

2024年8月は九州が大型の台風の影響を受けましたが、ご家庭のトイレが台風によって下水管が溢れたのかトイレ詰まりを体験された方もいたようです。
日常的な使用でも排水口の奥で汚れが固まってしまったことによる詰まりが発生したり、ゴミ箱に捨てると悪臭の原因になるからと調理後の残飯をトイレに流す方も稀にいるようで、最終的に詰まって水が流れなくなったこともあるようです。
今回はトイレ詰まりでよくあるケースとその応急処置についてご紹介します。

トイレの詰まり方を確認

トイレ詰まり

トイレの詰まりにも様々な原因があり、なんとなくの対処をしてしまうと結果的に意味のない行動だった。ということもあります。
まずはよくある詰まり方を確認していきましょう。

ゆっくりとしか流れない

タンクから水を流したとき、排水が悪い場合は排水口の奥で詰まりが発生している可能性があります。
軽い詰まりでしたら便器内にお湯を流し、しばらく放置を数回繰り返すと解消されることがあります。

水位が上がる

便器内に貯まっている水が通常より水位が高ければ、排水口の奥がつまっている時、または大雨による洪水で下水管が溢れている場合があります。
水位が上がっているということはそれ以上水が流れない証拠ですので、水は流さないようにしましょう。
もし水位が上がり続けて便器から溢れそうになった場合は自力では解決できないので、止水栓を閉めて業者に依頼をすることがおすすめです。
止水栓は便器後方の壁や床付近の給水管につながっていますのでドライバーを使って閉めましょう。
もし止水栓が見つからない場合、ドライバーがなくて閉めることができない場合は家全体の止水栓を止めることも考えましょう。
(台所やお風呂などの水道含め全ての水道が一時的に使用できなくなるので注意)

ハンカチや小物など、水に溶けないものを落としてしまった

トイレの詰まりの要因として、うっかりポケットからハンカチやメモ帳を落としてしまった。掃除中に雑巾を落としてしまった、生理用ナプキンを落としてしまった。
など、本来はトイレに流してはいけないものを落としてしまい、そのまま流してしまったということがよくあります。
またトイレットペーパーと同じ紙だからとキッチンペーパーやティッシュペーパーも流してしまうことがあります。
トイレットペーパーはトイレに流してもいいように繊維が水でほどけるように設計されているのですが、キッチンペーパーやティシュペーパーはほどけるように設計されていません。
(パッケージにトイレに流せると記載されている商品は除く)これらを流してしまうと、自力では取れないほど奥で詰まってしまうこともあるので水は流さないようにしましょう。

異音がする

水を流したときにゴボゴボと音がすることはよく起こることではあるのですが、単に水が空気を巻き込んでいるだけですので基本は問題がありません。
ただ音に加えて水の流れが悪かったり、今までに聞いたことがない音がしている場合は詰まりの疑いがあります。

応急処置

トイレ詰まりが発生した時は焦ってしまいますが、これ以上被害を拡大させないための応急処置を紹介します。

目視できる異物は取り除く

トイレ掃除

うっかり流してしまった布や小物に心当たりがある場合は、ワイヤー式のパイプクリーナーや、針金ハンガーを伸ばしたものを排水口から挿入して引き抜きましょう。
ラバーカップを使用しても取れることはありますが、ラバーカップによって水が押したり押されたりを繰り返すので、使い方が悪いと逆に排水口の奥へ遠ざかってしまうこともあるので使用はお勧めできません。

水量で一気に排水する

軽い詰まりの場合は通常のタンクによる排水量だと足りなかったのかもしれません。
大きなバケツに50度前後のお湯を貯め、一気に排水口に流すと詰まりがほぐれる可能性があります。
この時のお湯は沸騰をさせず50度にとどめておくことが重要です。
便器が一気に熱せられてしまうことで亀裂が発生してしまうことがあります。
また、完全に詰まって全く水が排水されずどんどん水位が上がっている様子だとこの方法は中止して業者に依頼をしましょう。

トイレの詰まり以外の要因

便器内の水が少ない時に詰まりだと断定してしまうことがありますが、実は排水口側の問題ではなく洗浄用のタンクに問題があることもよく聞きます。
タンクの場合は常にタンク内に水を貯めている状態ですが、内部のパーツの劣化によってタンクに水が貯まるのが遅いと洗浄の際、少量の水しか流れなくなります。
少量の水しか流れないので、結果的に排水口側が詰まっていると勘違いしてしまいます。
この不具合は後々完全に洗浄の水が流れなくなるという結果になりますので早めに修理を行いましょう。
ホームセンターで売っているパーツで自分で修理することも可能ではありますが、パーツの型番による微妙な仕様の違いで正しく修理ができないこともあるので、業者に依頼することが一番安心できる方法です。

業者に依頼するべきかの判断

業者

トイレが詰まっているからといってすぐに業者に依頼したほうがいいのか、しばらく様子見したほうがいいのか判断が難しいです。
基本的に詰まりは一気に詰まるのではなく、年数を重ねるごとにじわじわと詰まってしまうことが多いので、流れが悪いと感じた場合は本記事で紹介した解消法をまずは試してください。
業者に依頼すべき詰まりは、固形物を流してしまった。
大雨による洪水など明らかに原因が分かる場合で、日常の使用にも支障が出る場合です。

まとめ

トイレ詰まりは日常の使用で徐々に詰まっていくことが多いですが、本記事で紹介した詰まりの解消法を試してみて、それでも解消されない場合は業者に依頼をしましょう。

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

害虫散布キャンペーン

最適なサービスを診断

CHECK

あなたのお住まいは?