お家に湿気がこもるとどうなる?
湿度調整のために出来ることとは

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1. 湿気が溜まりやすい家はどんな家?

湿気が溜まりやすい家にはいくつかの共通点があります。

1-1.通気性の悪い家

通気性

まず、通気性が悪い家です。特に、窓が少ない、風通しの良い配置がされていない、部屋の間取りが閉鎖的である場合、湿気が外に逃げにくくなります。

1-2.築年数が古い家

また、築年数が古い家では、断熱材や防湿材が劣化しており、湿気が壁や床に溜まりやすくなることがあります。

1-3.日当たりが悪い家

さらに、日当たりが悪い家も湿気が溜まりやすいです。直射日光が当たらない部屋や北向きの部屋は、温度が低いため湿気が溜まりやすく、結露が発生しやすくなります。また、地下室や半地下の家も湿気が溜まりやすい傾向があります。地下の部分は地面からの湿気を受けやすく、適切な防湿対策がなければカビやダニの原因となることが多いです。

2. 湿気が溜まると体に影響はある?

湿気が多い環境は、体にさまざまな影響を与える可能性があります。

2-1.カビの発生

まず、カビの発生です。湿気が溜まると、カビが成長しやすくなります。特に黒カビはアレルギーの原因となり、喘息や鼻炎、目のかゆみ、肌のかぶれなどのアレルギー症状を引き起こすことがあります。カビは空気中に胞子を放出するため、特に子供や高齢者、免疫力が低い人にとっては健康に悪影響を与えることが考えられます。

2-2.ダニの発生

また、湿気が高いと、ダニが繁殖しやすくなります。ダニはアレルゲンの一つで、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎の原因となることがあります。湿度が高い環境ではダニの繁殖が活発になり、布団やカーペット、ソファなどでの生活が不快になることがあります。

2-3.睡眠の質の低下や熱中症の原因に

睡眠の質

さらに、湿気が多いと体感温度が高く感じられるため、蒸し暑さによる不快感が増します。体温調節がうまくいかず、疲れやすくなったり、寝苦しい夜が続くことも考えられます。このような状況が続くと、ストレスがたまり、睡眠の質が低下することもあります。状況によっては、熱中症になることもあるので、注意が必要です。

3. 理想の湿度は?

快適な生活環境を保つためには、理想的な湿度を維持することが重要です。

一般的に、理想的な室内湿度は40%から60%とされています。湿度が40%以下になると、空気が乾燥し、肌や喉が乾燥しやすくなり、風邪やインフルエンザのウイルスが活発に活動しやすくなります。

一方、湿度が60%以上になると、カビやダニが繁殖しやすくなり、不快感が増すため注意が必要です。特に寝室やリビングなどの生活空間では、湿度計を使って定期的に湿度をチェックし、適切な湿度を保つことが健康的な生活に繋がります。

また、季節によって理想的な湿度は若干異なります。冬場は乾燥しやすいため、50%前後を目指し、夏場は湿気が増えやすいため、50%を超えないように調整することが重要です。

4. 湿気対策

湿気対策にはさまざまな方法があります。

4-1.喚起をこまめに行う

まず、換気が基本です。特に湿気が溜まりやすい浴室やキッチン、洗面所は、定期的に窓を開けたり、換気扇を使用して空気の流れを作りましょう。特に梅雨や雨の日には、部屋の換気をこまめに行うことが大切です。

4-2.除湿器を利用する

次に、除湿機やエアコンの除湿機能を活用することも効果的です。特に湿度が高い時期には、除湿機能を使って室内の湿度を下げることで、カビやダニの発生を抑えることができます。また、除湿剤や調湿剤を部屋の隅やクローゼット、押し入れに設置することで、湿気の溜まりやすい場所の湿度をコントロールすることも有効です。

4-3.家具の配置や室内環境の工夫をする

さらに、家具の配置や室内環境の工夫も重要です。家具は壁から少し離して配置することで、空気の流れを確保し、湿気が溜まりにくい環境を作ります。特に押し入れやクローゼットは、時々扉を開けて風通しを良くし、湿気を溜め込まないようにしましょう。もしくは、家具や物自体を減らしてみることもおすすめです。また、カビが生えやすい場所には、防カビシートを敷いてみるのも良いでしょう。

4-4.観葉植物を配置する

観葉植物

他にも、植物の選び方も湿気対策に役立ちます。観葉植物の中には、湿気を吸収するものもあります。たとえば、サンスベリアやポトス、アイビー、アンスリウム、シェフレラなどの植物は、湿気をコントロールしつつ、インテリアとしても楽しむことができます。フェイクグリーンの光触媒の観葉植物もおすすめです。少々お値段が張ることがありますが、水やりや虫の発生もないので、管理がとても楽です。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。快適で健康な暮らしをするためにも部屋の湿度を調整していくことは重要です。薬局や、スーパー、ホームセンターなどに行くと湿気対策の商品が置いてあるので、気軽に湿気対策が可能です。気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
ぜひ、この記事を参考に効率的に季節に合わせた湿度調整を徹底してみてください。

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

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