カメムシの駆除方法について 悪臭を取り除く方法もご紹介

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カメムシってどんな虫?益虫?

カメムシは、昆虫網半翅目(はんしかもく)に属する虫です。
実は、日本には100種類以上のカメムシが生息していて、種類によってその形や色合いが異なります。

カメムシの一番の特徴は独特の臭いです。危険を感じたり、刺激を受けた際に、悪臭を放つ防御反応があるため、「臭い虫」として知られています。

カメムシは基本的に植物を吸汁する性質があり、農作物に被害を与えることもあるため、農業分野では害虫とされています。
一方で、他の昆虫の卵や幼虫を食べる種類も存在し、その場合は益虫としての役割を果たします。例えば、野菜を食害するアブラムシを捕食する種類は、農業にとってプラスに働く場合もあります。
つまり、カメムシが益虫か害虫かは、その種類や状況により異なります。

カメムシの臭いはどんな臭い?

悪臭

カメムシの臭いは、強烈で独特なものです。よく「青臭い」「腐った野菜のような臭い」と言われます。
種類によって臭いの強さや成分が異なるため、感じ方も変わりますが、多くの場合、不快感を与える臭いとして知られています。
特に、緑色のカメムシが放つ臭いは強烈で、一度服や手につくと簡単には取れないため、触れる際には注意が必要です。

この臭いは、カメムシが持つ防御機能の一環で、天敵から身を守るために分泌されるものです。臭いの成分はアルデヒド類やケトン類というもので構成されており、これらが刺激的な臭いを生み出しています。

カメムシを駆除する時にしてはいけないこと

駆除するために素手で触ると臭いが手についてしまうため、出来るだけ、素手で触ることは避けましょう。
手袋や紙などを使用してつかむようにしましょう。
また、押しつぶすことも避けた方が良いです。
万が一、家具や衣類、床などについてしまうとなかなか落ちにくいので注意が必要です。

そして、もう一つ
あまり知られていないですが、熱湯をかけることも避けた方が良いです。
悪臭の発生を促進する原因になります。
駆除の際は、熱湯ではなく専用の薬剤を利用するようにしましょう。

カメムシの悪臭がついてしまった時の対処法は?

カメムシの臭いが服や手についた場合、すぐに適切な対処をすることで臭いを軽減することが可能です。

1. 手に臭いがついた場合

カメムシの臭い成分は油性のため、通常の水洗いだけでは取り切れないことがあります。次の手順を試してください。

・石鹸やハンドソープを使い、ぬるま湯でしっかり洗う。
・重曹を少量手に取り、ぬるま湯でこするように洗う。
・酢やレモン汁で手を拭き取る。(酸性の成分が臭いを中和する効果があります)

2. 衣服についた場合

衣類についた場合も臭いが残りやすいですが、以下の方法で軽減できます。

・重曹水:重曹を溶かした水で洗うことで臭いを中和。
・酢を活用:洗濯の際、柔軟剤代わりに少量の酢を使う。
・専用消臭スプレー:市販の消臭スプレーを使用。

一番活動が活発なのはどの季節?

カメムシは、春から秋にかけて活動しますが、特に活動が活発になるのは秋です。
秋になると、気温が下がる前に越冬場所を探すため、家の中や物置など暖かい場所に集まる傾向があります。
そのため、今の時期は特に注意が必要です。最近、気温が下がってきた為、暖房機器を利用し始めた方も多いのではないでしょうか。

冬の間は気温が低いため活動が鈍くなりますが、暖房の効いた室内に入り込むと、冬でも見かけることがあります。

カメムシが好むものは?

りんごと柿

カメムシが好むのは、以下のようなものです。

・果実:リンゴや柿などの果実は、甘い香りに引き寄せられやすく、吸汁することで被害を与えます。
・植物の葉や茎: 特に、豆類や稲などの農作物は、カメムシの主な餌となります。
・明るい光: 夜間、光に引き寄せられる性質があり、窓やライト周辺に集まることがあります。

カメムシの侵入を防ぐためには?

カメムシの侵入を防ぐためには、物理的な対策が最も効果的です。

ぜひ、以下の方法を試してみてください。

1. 家の隙間をふさぐ

・窓やドアの隙間に、隙間テープやパッキンを取り付ける。
・換気口やエアコンのダクトには虫除けネットを設置。

2. 虫除けスプレーの使用

・カメムシが集まりやすい窓枠や網戸に、市販のカメムシ専用スプレを噴霧する。

3. 照明の工夫

照明

・外に設置する照明を黄色い光(LEDライトなど)に変更することで、カメムシの集まりを抑える。

4. 植物の管理

・カメムシが好む植物を家の周りに植えすぎない。(リンゴや柿など)
・落ち葉や雑草を定期的に掃除し、カメムシの隠れ場所を減らす。

まとめ

カメムシは、その臭いで嫌われがちですが、種類によっては益虫としての役割も果たす興味深い昆虫です。
秋に活動が活発になり、家に侵入することが多いため、適切な対策を行うことで被害を最小限に抑えられます。
臭いがついてしまった場合は迅速な対応が重要で、侵入を防ぐためには隙間をなくし、物理的な対策を徹底することが効果的です。
これらの知識を活用して、カメムシとうまく付き合っていきましょう。

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