夏が近づき、空気が湿り始めるこの季節。「なんだか家の中が重たい感じがする…」「夜になると天井から変な音が…」そんな“なんとなくの違和感”を感じたことはありませんか?それ、もしかすると住まいからのSOSかもしれません。目に見える劣化や破損だけでなく、音・におい・空気の変化も、家が発している「異変のサイン」です。この記事では、プロの目線も交えながら、「五感で気づく家の変化」とその対処法をわかりやすくご紹介します。
音で気づく「屋根裏・壁内」の異変
◆ カサカサ、ゴソゴソ…天井裏の小さな音
夜になると天井や壁の中から小さな物音がする。そんな時はネズミやハクビシンなどの小動物が住み着いている可能性があります。彼らは断熱材を破ったり、電線をかじったりすることもあり、放置すると深刻な被害につながります。
チェックポイント:
夜間限定で聞こえる?
連続音ではなく「断続的な移動音」?
雨の日は静かで、晴れの日に音が増える?
ひとつでも当てはまる場合は、屋根裏の点検や小型カメラの設置がおすすめです。

においで気づく「湿気・害虫」の気配
◆ 甘酸っぱいにおい=ネズミや害虫のフン・尿臭
「押し入れや玄関がなんとなく臭う…」そんなにおいの正体は、ネズミの排泄物や、ゴキブリ・シロアリの活動によるものかもしれません。
特に夏場は湿気と高温でにおいがこもりやすく、見えない場所で害虫が繁殖しているサインになっていることも。
すぐにできる対策:
床下収納や押し入れの扉を1日15分だけ開けて換気
木酢液や重曹をにおいの気になる場所に置く
家全体に風が通るよう、窓の開け方を工夫
異常なにおいが長期間続く場合は、害獣駆除や防湿施工の専門業者に相談を。
空気の流れでわかる「見えないトラブル」
◆ 風通しはあるのに“もわっ”と重たい空気
「窓を開けてもすっきりしない」「除湿器を使ってもジメジメ感が残る」
このような感覚は、床下の湿気滞留や、断熱材の劣化、結露によるカビの発生が関係している可能性があります。特に築10年を超える木造住宅では、見えない部分の換気不足が蓄積していることも。
対処法:
雨どいの詰まりをチェック(排水不良は湿気の原因に)
外構まわりの雑草を刈って風通しを確保
床下点検口を開けて風を通す(朝の数時間だけでも効果あり)
空気の違和感は“家の呼吸”がうまくいっていないサインと考えましょう。
見落としがちな住まいの異常サインとは?
・畳や床がふわっとする → 木材が湿気を含んでいる兆候。
・エアコンの効きが悪くなった → 室外機まわりの配線劣化や断熱材の不具合の可能性。
・ルームディフューザーの香りが強く残る → 空気がこもっている。
普段何気なく感じている感覚に、ちょっとだけ“気づきのアンテナ”を立ててみてください。

「暮らしの中」でできること
「今日はなんだか空気がこもってる気がするな」「この音、前からしてたかな?」そんなふとした気づきが、後々の安心につながることもあります。気になる変化に気づいたら、まずは「確認」から始めてみましょう。
・においが気になる → 押し入れや床下収納を開けて、湿気がこもっていないかチェック。
・音が気になる → 天井や壁の近くに耳を近づけて、場所や時間帯をメモ。
・空気が重たい → 換気扇や通気口、雨どいの詰まりを簡単に確認してみる。
気になるようなら、「一度専門業者に相談してみる」のがおすすめです。
無理に自分で解決しようとせず、見えない部分はプロに任せることで、安心して過ごせる環境が整います。
ネズミやハクビシンのフン臭に注意!

画像:ネズミの糞
■ よくある原因①:ネズミやハクビシンなどの糞尿
屋根裏や壁の中に入り込んだネズミ・ハクビシン・アライグマなどが、フンをため込み、強烈なにおいを発することがあります。
とくにハクビシンは決まった場所に排泄する習性(ためフン)があり、長期間放置されると強烈な悪臭とともに、カビやダニの温床にもなります。
また、ネズミの尿はアンモニア臭に似ており、「酸っぱい」「ツンとした」刺激臭を感じることが多いのも特徴です。
■ よくある原因②:死骸や糞の分解による腐敗臭
侵入した害獣が屋根裏で命を落とすと、死骸の腐敗による強いにおいが漂いはじめます。これは一時的ではありますが、徐々に強くなり、フンや体液が木材や断熱材に染み込むことで、数週間以上にわたりにおいが残ることも。
このにおいは「生ゴミが腐ったような」「便と腐敗が混ざったような」重たい悪臭となるため、すぐに異常に気づく方が多いです。
■ 対処方法と注意点
こうしたにおいが発生している場合、市販の消臭スプレーでは根本解決できません。
まずは以下のステップで対応しましょう。
発生源を特定する
→ においの強い場所(天井・押し入れ・床下)をチェック。音や黒い粒(糞)の有無も確認
専門業者に点検依頼を
→ 害獣駆除・糞尿の清掃・断熱材の交換が必要なケースが多いです
再侵入防止の施工も必須
→ 通気口や屋根のすき間などを金網やパテで封鎖
においがある限り害獣は再び戻ってくる傾向があるため、再発防止までをセットで考えることが大切です。
まとめ
家は、生き物のように日々変化しています。今日も昨日と同じように見えても、空気、におい、音は確実に変化しています。「音が違う」「空気が重たい」「香りが残る」そんな小さな違和感に気づける人こそが、住まいを守る“最高の住人”です。目に見えるトラブルが起こる前に、気づける力を。 “いつもの暮らし”を守っていきましょう。そして、気になる変化に出会ったときは、自分で無理をせず、専門の業者に相談するという選択肢を持つことも、安心につながる大切な一歩です。
すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!
