カビ臭い原因は床下にある?床下の湿気対策について

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皆さんは、「お家の押入れがカビ臭いな…」「畳が湿っぽいかも…」

と感じたことはありませんか?

その原因は床下にあるかもしれません。

床下に湿気がこもると、様々なお家トラブルを引き起こします。

今回は床下の湿気の原因と対策について紹介していきます。

1.床下に湿気がたまる原因

まずは床下に湿気がたまる原因について紹介していきます。

原因は大きく3つあります。

・通気性が悪い

床下には、風通しを良くする為に住宅の基礎部分に、約5m間隔で通気口が設けられている、もしくは全体的に風が通るように、建物の周囲にわたって基礎パッキンを使用しているお家もあります。

万が一、この通気口を塞ぐように物を置いてしまっている場合は、空気の出入りが悪くなり、床下の換気が行えません。なので、必然的に湿気がこもってしまいます。心当たりがある方は、一度確認をしてみましょう。

・水が侵入しやすい

大雨の時、床下はお家の一番下にあるので、水が侵入しやすい場所です。

また、地形的な要因として、お住まいが周辺の土地よりも低い場合は、周囲から雨水が流れこみやすく、床下をより湿気やすくしてしまいます。

・立地条件、土地の性質

お住まいの土地がもともと沼地や水田だった場合、地盤改良や土地整備をしても、

水分が多い土壌の性質が残っている可能性があります。

そのような土地の成り立ちで、かつ、適切な土壌改良が出来ていないと湿気はたまりやすくなってしまいます。

2.住宅への影響

床下に湿気が溜まっていると、どういったお家トラブルが起きるのか紹介していきます。

・カビや、菌、害虫を引き寄せる

シロアリなどの害虫は湿度の高い環境を好むので、床下に湿気が溜まっていると住み着いてしまう可能性があります。どのくらいの湿度で住み着く可能性があるかというと、湿度40%以上が目安です。

また、湿度70%を超えるとカビが繁殖しやすくなると言われています。

ひどい場合は床上の居住空間     にまでカビや菌、害虫の影響を受けることも。

注意点としては、現代の住宅では、冷暖房の効率を上げる為、気密性を高くしているケースがあります。

快適な居住空間にするための知恵ではありますが、デメリットとして、床下に湿気がこもりやすくなってしまいます。

万が一、床下にとどまらず居住空間に害虫やカビの影響が出てきた場合は、アレルギーを引き起こすこともあるので要注意です。

・家の寿命が縮まる

床下に湿気がたまると、木造建築の場合、木材の腐食が急速に進む可能性があるので お家の劣化に繋がります。

また、一見 湿気の影響を受けなさそうな基礎部分のコンクリート材ですが、

コンクリートには細かい管があるので、湿度が高いと、そこに水分が入り込んでしまい劣化の原因になります。

基礎部分のコンクリート材は住宅の構造において、とても重要な部分なので、劣化が進んでしまうとお家の寿命を短くする恐れがあります。

3.床下の湿気対策

床下の湿気対策のために、何を行えばいいのか分からない という方も多いのではないでしょうか。

自分で出来る対策と業者に依頼した場合の相場費用を紹介していきます。

3-1.防湿シートを敷く

・自分で作業する場合

自分で出来る対策として、防湿シートを敷き詰める方法があります。

事前にお家の床面積を測り、通販やホームセンターなどで購入しましょう。

購入したシートを床下に敷いておくだけで、湿気を防いでくれます。

注意点としては、隙間がないように敷くことです。隙間を作らないためにも調湿乾燥砂や砂利を重しとして使用すると良いでしょう。

・業者に依頼する場合

業者に依頼する場合は、費用の目安として1坪で約1万円です。

一般的な戸建住宅で約10~20万円ほどと言われています。

ただ、特殊加工など加えると、50万ほど費用がかかる場合もあるので業者の方としっかり相談しましょう。

3-2.床下調湿材を使用する

・自分で作業する場合

床下の湿気をコントロールするために、とても便利なのが調湿材です。

湿度が高い場合は低くなるように調整し、湿度が低い場合は適度に保つ性質があります。

こちらも通販やホームセンターなどで購入可能です。

砂利タイプの消臭、防虫、防カビ効果のある調湿材を利用すれば、狭い床下でも扱いやすくおすすめです。

注意点としては半永久的に使用出来るものではないので、定期的に交換が必要です。

・業者に依頼する場合

費用目安は1坪あたり約1~3万円です。一般的な戸建住宅で約10~30万円ほどと言われています。ただ、調湿材といっても様々な原料、商品があります。

床下の状態を確認した上で、コストを抑えるためにも予算などは業者に相談すると良いでしょう。

3-3.床下換気扇を設置する

・自分で作業する場合

床下の通気性を良くするために、換気扇を設置する方法もあります。

設置数は、お家1軒あたり3台前後が目安で、床下に送風して空気を入れ替えてくれます。

ただ、自分で設置する場合は、配線や工具を使用し設置作業をしなくてはいけませんので、あまりおすすめ出来ません。設置を検討されている方は、まず業者に相談しましょう。

・業者に依頼する場合

費用目安は、3台の設置だと配線も含めて約10~25万円ほどかかると言われています。

電気代は月々約100円ほどです。注意点としては、機械なのでメンテナンスが必要であることです。そのため、定期的にメンテナンスをしてくれる業者を選ぶと良いでしょう。

4.まとめ 

いかがでしたでしょうか。

床下の湿気が原因で、お家の劣化につながる可能性があるので、

気になる方は業者に床下点検を依頼するのもおすすめです。

定期的な点検やメンテナンスをすることでお家が長持ちします。

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