年末になるとなぜ大掃除をするのか…そう疑問に思ったことはありませんか?
その答えは、「気持ちよく年を越して新年を迎えるため」と思っている方が多いかと思います。実はそれは違っていて、本来は自宅を煤払いし神様を迎える準備をするためです。
大掃除の始まりは平安時代からだと言われています。宮中では12月に煤払いを行い、神様を迎えるという行事がありました。
それが現代でも受け継がれ、日本では毎年年末に大掃除をしています。このことから、年末の大掃除は年神様を迎える大切な行事であることが分かります。
神様を迎えるためといっても、大掃除はかなりの労力を使います。忙しくて、掃除をする時間があまりないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は効率よく大掃除を進める方法や場所別でコツやポイントなどを紹介していきます。
1.大掃除を効率よく進める方法
1-1.スケジュールを立てる
はじめにスケジュールを立てましょう。掃除する場所をリストアップし、どのように掃除していくか計画を立てます。順番としては、一番汚れがひどい場所からやると後が楽なのでおすすめです。
なぜなら、ひどい汚れには、長時間洗剤をつけ置きする場合があるので、先に着手した方が効率は良いです。
もしも、各場所の汚れの差があまりないのであれば、使う頻度が高い順に作業していくと良いでしょう。
1-2.チェックリストを作る
掃除する場所を書き出したら次は、チェックリストを作りましょう。
掃除箇所の漏れが無いように細かく書き、誰がいつどこをやるのか分かるように、項目を追加しておくことをおすすめします。細かく書くことで、必要な掃除道具も分かるのでいざ掃除を始めても掃除道具がない…なんてことから回避出来ます。
2.場所別 大掃除のポイント
2-1.玄関
年末は忙しいという方も、玄関だけでも綺麗にしてみるのはいかがでしょうか。冒頭でもお話した通り、大掃除は年神様を迎えるために平安時代から行われていた行事です。
そのため、掃除を終えたら年神様を家に招き入れるための印である、門松を玄関外に飾り、しめ縄やしめ飾りは、外の邪気が家の中に入ってくるのを防ぐために飾ります。
鏡餅は、「依り代(よりしろ)」と呼び、年神様へのお供物でもあり、居場所にもなります。綺麗な玄関にして、年神様を気持ちよく迎えましょう!
・玄関の掃除ポイント
まずは不要なものを処分していきましょう。
壊れてしまった傘や枯れた植木鉢をそのまま放置している場合は、その処分から始めて玄関をスッキリさせます。次にホコリや砂が溜まりがちな下駄箱の掃除をし、完了したら、砂や土などを掃除機、または、ホウキとちりとりなどで床掃除をしていきましょう。
ホウキで汚れを取る際、新聞紙などを濡らして細かくちぎったもの、もしくは茶殻を床全体にまくとホコリが舞い上がりにくくなります。
最後に、インターホンやドアノブなど人の手に触れる部分を綺麗にすれば完成です。
2-2.浴室
浴室掃除で一番気になるのはヌメリやカビですよね。特にカビは頑固なのでとても厄介です。注意点としては、掃除をする際、必ず窓を開けて換気をしながら行いましょう。
また、肌や目に洗剤がつかないようにするためにもゴム手袋やメガネ、マスクなどを着用しましょう。
・浴室の掃除ポイント
換気扇や天井など、高いところから順番に掃除をしましょう。
床掃除から始めて最後に天井の掃除を始めると床がまた汚れてしまいます。そのため、順番には注意しましょう。また、頑固なカビを落とすには、塩素系の漂白剤が良いです。
天井などにあるカビを落としたい場合は、カビ取り剤をつけても下に垂れてしまうので、ジェルタイプのカビ取り剤がおすすめです。そして、気になるヌメリは、中性洗剤とスポンジを使えば比較的カンタンに落ちます。
2-3.レンジフード
普段の生活でレンジフードを掃除する機会はあまりないかと思います。そのため、年末の大掃除を機に綺麗にしてみるのはいかがでしょうか。
レンジフードは調理中の油が原因で汚れます。時間が経ち、冷えて固まると頑固な汚れになり、落ちにくくなるのでとても厄介です。
また、ホコリやタバコのヤニなども汚れの原因の一つです。
・レンジフードの掃除ポイント
油汚れを落とすには、アルカリ性洗剤がおすすめです。アルカリ性である重曹をお湯に溶かして、つけ置きすると汚れが落ちやすくなります。
汚れを雑巾などで拭き取り、外した部品を元に戻していけば完了です。
注意点としては、あまり掃除をする機会がない場所なため、汚れはかなり溜まっていることでしょう。そのため、油汚れが染み付いてしまい、すぐには汚れが取れない可能性も…。
油汚れがひどい場合は、労力も時間もかなり使うため、業者に依頼するのもおすすめです。
2-4.トイレ
トイレは普段から掃除をすることが多いかと思います。そのため、あまり汚れていないかもしれませんが、タンクの中はどうでしょうか。
普段の掃除ではあまり掃除の機会がないかと思います。タンクの中が汚れていると、便器に流れ込む水が汚れてしまい、雑菌の繁殖に繋がります。
また、ニオイが気になる場合はタンク内の汚れが原因の可能性もあります。
・トイレの掃除ポイント
タンク内を掃除する場合は、ブラシやスポンジなどで部品が壊れないように優しく汚れをとっていきましょう。
洗剤は、中性洗剤がおすすめです。なぜなら、酸性やアルカリ性を使うと、タンク内にある金属やゴムの劣化に繋がるためです。
タンク上にある水受け部分にある水垢には、酸性洗剤を使いましょう。水垢部分に酸性洗剤をつけておき、スポンジでこすり洗いをすると良いです。
2-5.窓やサッシ
窓は綺麗でも、サッシはどうでしょうか。
足元にあるので汚れていても気づきにくい場所かと思います。あまり掃除をする機会がない場所なので、気づけばびっしり汚れが溜まっていることも…。新年を気持ち良く迎えるために、綺麗にしていきましょう!
・窓やサッシの掃除ポイント
天気の良い晴れた日に行うと、太陽の光が反射し汚れが確認しづらいため、曇りの日が一番良いです。湿度も高いので、汚れが柔らかくなり落ちやすくなります。
掃除方法は、少量の中性洗剤を使って水拭きをすると良いです。上からコの字の形で水拭きをしていき、最後に乾拭きをしましょう。
窓のサッシには、土埃が溜まっているかと思います。掃除機のノズルで吸い取り、固くなっている汚れには、ブラシなどでかき出しましょう。
定規などにタオルを巻いて、サッシに差し込んで掃除する方法もおすすめです。
2-6.カーテン
毎日開け閉めするカーテンですが、意外にホコリなどで汚れています。「最後に洗ったのはいつ頃だったかな…」そんな方も多いのではないでしょうか。
カーテンが汚れていると、光が取り込みにくくなってしまい、部屋全体が暗い印象になるため、綺麗に洗って部屋を明るくしましょう!
・カーテンの掃除ポイント
ホコリをある程度落として、洗濯表示を確認し、ジャバラ状に畳んで洗濯機で洗っていきましょう。
洗濯機が不可の場合は、クリーニング店に洗濯してもらいましょう。汚れがひどい箇所には、洗剤を直接たらしてから洗濯機で洗うと汚れが落ちやすいです。
干し方は、カーテンレールに直接干しましょう。カーテンの重みで自然にシワも伸びてくれるのでおすすめです。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
年末は何かと忙しい時期なので、無理に完璧を目指さずに掃除をすることが大切です。ご自身で掃除を行うのが難しい場合は、業者に依頼するのも一つの手です。すまサポでは、お客様のお住いの悩みに合わせた様々なご相談を承っております。
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