ナメクジ

ジメジメした所に現れるナメクジの撃退方法は?

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梅雨の時期など雨が続いたときに大量発生したナメクジを見かけた事はありませんか?

お庭で育てている植物の近くに発生すると駆除が大変ですよね。

また、子供にナメクジを触ったら手を洗うように注意するのは、ナメクジには寄生虫が潜んでいるかもしれないから、というのをご存知でしょうか?

今回はナメクジの基本的な情報から、被害、予防方法についてご紹介します。

ナメクジとは?

ナメクジは1年中発生しますが、特に梅雨の時期と9〜10月は湿気が多く、活発に動きやすいため、見かける機会が増えます。

体長4~6cmの軟体動物で巻貝の一種です。昆虫ではありません。

ナメクジはオスとメス両方の生殖器官を持っており、雌雄同体といわれます。交尾をした2匹のどちらも産卵が可能で、一度に50個ほどの卵を土の中に産みつけて繁殖します。

日本にいるナメクジの種類

日本で見かけるナメクジの種類についてご紹介します。

フタスジナメクジ

昔からよく知られる在来種のナメクジです。体長は40~50mm程度です。

ヤマナメクジ

ヤマナメクジ

森林など自然の多いところに生息する大型のナメクジです。体長は100~160mm程度です。

ノハラナメクジ

小型で黒っぽい色のナメクジです。体長は20mm程度です。

マダラコウラナメクジ

外来種ですが北海道・東日本を中心に生息域を広げつつあると思われるヒョウ柄模様が特徴のナメクジです。体長は150mm程度です。

チャコウラナメクジ

チャコウラナメクジ

もともとはヨーロッパ原産の外来種ですが、本州・四国・九州でよく見かけるナメクジです。体長は50~70mm程度です。在来種のナメクジを駆逐する勢いで増加中です。

ナメクジが好む場所

薄暗く湿気のある場所

ナメクジは夜行性のため、日中は陽のあたらないジメジメした湿度が高い場所に生息しています。

落ち葉や雑草のある場所

ナメクジは草花などの植物を好んで食べます。お庭の雑草や落ち葉が溜まっているお家はナメクジにとって生息しやすい環境になります。

逆に日当たりがよく、風通しのよい乾燥した場所はナメクジが好まない環境になるため、落ち葉や雑草などで湿度の高いお庭は掃除する事をオススメします。

ナメクジによる被害

植物への被害

ナメクジによる被害

ナメクジは花や野菜などの植物を食べられる被害が多いため草食のイメージが強いですが、実は雑食なのです。

しかし特に花びらや葉、茎、つぼみなどの柔らかい部分を食べてしまうため、食害を受けると植物が育ちにくくなってしまいます。また、キャベツやレタス、イチゴやキュウリなどの野菜も食べます。

寄生虫の感染

ナメクジには寄生虫である広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅうしょう)が潜んでいることがあります。

広東住血線虫は、カタツムリやナメクジを中間宿主とするネズミの寄生虫です。 中間宿主となったカタツムリ、ナメクジなどを経口的に摂取してしまうと人間へ感染してしまいます。

この寄生虫が人間の体に侵入すると、髄膜脳炎などを発症したり、過去には死亡例もあり大変危険です。そのため、ナメクジを触った時は必ず手を洗いましょう。

レタス、キャベツ、白菜などナメクジが這ったかもしれない野菜を調理する際も必ずよく洗ってから食べましょう。

駆除・予防方法

塩をかける

ナメクジの体は約90%が水分でできているため、塩をかける事でナメクジの水分を吸い取り、脱水症状を起こす事ができます。しかし、途中で水を与えてしまうと復活するため、雨が降った後など周りに水がある環境では効果が無い場合もあります。

ただし、庭で植物を育てている場合などは、塩を撒いてしまうと植物に影響を及ぼす可能性があるため、使用の際には注意が必要です。

熱湯をかける

近くに植物があるなどで殺虫剤が使えない場合は、熱湯をかけて駆除することも可能です。熱湯をかける事でナメクジの体のタンパク質を固めて駆除できます。

ナメクジが植物の上に居る場合は道具などで払い落としてから、植物には直接熱湯がかからないように注意しましょう。

駆除剤を使用する

ナメクジは昆虫ではないので、昆虫用の殺虫剤では駆除できません。スプレータイプのナメクジ専用駆除剤は、効き目が早くて直接駆除できるのでオススメです。

スプレー型の他にも、置き型の忌避剤など様々な種類があるため、使用する環境に合わせて適切なものを選びましょう。

湿気のある環境を作らない

ナメクジは暗くジメジメした場所を好みます。そのため、ナメクジの予防にはまずジメジメした場所を作らないことが重要です。鉢植えやプランターなどは直接地面に置かずに、台の上などに置くことで風通しが良くなります。

他にも雑草を定期的に刈り取るなどして湿気を溜まりにくくし、ナメクジが生息しづらい環境を作る事が大切です。

まとめ

今回はナメクジについて、生態から予防方法までご紹介しました。

ナメクジは一度大量発生してしまうとなかなか駆除しきれません。ご自身で駆除、予防が難しい場合はプロに任せてみてはいかがでしょうか?

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

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