冬に掃除するのが大変な冷たい水回りや、冬に使用中で掃除できない暖房器具などは、暖かくなってきた春に念入りに掃除するのがオススメです。
年度始まりの時期に掃除をして心機一転新たな気持ちでスタートを切ってみてはいかがでしょうか。
水回り
掃除するのに水が必須な水回りは、冬には水が冷た過ぎて掃除するのも一苦労です。そんな水回りこそ暖かくなってくる春の掃除がオススメです。
キッチン

気温が下がると油が固まり汚れが落としづらくなってしまいます。また、掃除に使う水も冷たくなり、手荒れなどの原因となります。
特にキッチンの換気扇は油汚れがこびりついているため、暖かくなる春先に掃除してしまいましょう。
キッチンのシンクに栓をして50℃程度のお湯を溜めて、食器用中性洗剤またはセスキ炭酸ソーダを溶かして入れます。
そこに取り外した換気扇のパーツをつけ置きします。お湯が冷めてしまうと再び油汚れが固まって、落としにくくなるので、40℃くらいまで冷めてきたら洗い始めます。
汚れが浮いてきているのでスポンジを使って軽く擦り落とすことができます。
浴室
普段の掃除では行き届かない天井やドアの掃除をしましょう。
天井やドアに見える黒い斑点は黒カビの可能性があるため、黒カビ用洗剤や消毒用エタノールなどで除去しましょう。
しかし清掃する場所や汚れの種類ごとに、使用すべき洗剤が異なるため注意が必要です。事前に確認した上で掃除をはじめましょう。
暖房器具
冬に活躍した暖房器具は、そのままにせず春の暖かくなる時期に一度フィルターなどを掃除して雑菌が繁殖するのを防ぎましょう。
エアコン

春が近づき暖かくなるにつれて、エアコンの暖房機能を使う機会も減少します。春先にエアコンをクリーニングしておけばカビや雑菌の繁殖を防ぎつつ、夏に使う前のメンテナンスも楽になります。
冬の間活躍したエアコンの中はホコリが溜まっているため、春に一度フィルターを掃除しなければ、次に使用し始める6〜7月頃にはカビや悪臭が発生する可能性があります。
フィルター掃除では掃除機を用いてホコリを取り除き、裏面から水洗いします。細かいホコリが残っている場合は、歯ブラシで優しくこすり落としましょう。
十分に乾かしてからエアコンに戻して完了です。
ストーブ
ストーブの掃除をおろそかにして、ほこりや汚れが付着したままだと臭いの原因になり、燃焼効率が悪くなったり故障につながったりしてしまいます。
・石油ストーブ
石油ストーブは使用する際に電気が不要なため、屋外や災害時にも活躍します。中央の燃焼筒に汚れがあると火事の原因になるため汚れやゴミが残らないようにしましょう。
掃除を行う際は、古い歯ブラシや乾いた布などを使って、すすを取り除きます。シーズンを終えてしまう際には、灯油タンクを空にした状態にしておきましょう。
・石油ファンヒーター
石油ファンヒーターは、灯油を燃やして発生した熱を送風ファンによって部屋全体に送る暖房器具です。
石油ファンヒーターは、温風空気取入口や燃焼空気取入口に設置されたフィルターにゴミやほこりが溜まりやすくなっています。
目詰まりが起きると異常燃焼や故障の原因になるため、掃除機を使って定期的に掃除を行いましょう。
・電気ストーブ
電気ストーブは、燃料を使わず電力のみで熱を発生させる暖房器具です。電気ストーブの内部には、反射板とヒーターのガラス管があり、それぞれ汚れやすい部分です。
反射板は住居用洗剤を含ませた柔らかい布で汚れを除去してから乾拭きします。ヒーターのガラス管は、台所用中性洗剤を20倍程度に薄めた洗浄液を用意して、固く絞ってから拭き取ります。
手が届かない部分は、掃除機を使ってほこりを吸い取りましょう。
その他のオススメの掃除箇所
クローゼット
季節が変わる際に衣類の整理をして衣替えしましょう。クローゼットは、衣類やバッグなどの小物類、収納ボックスなど多くの物を詰め込みがちで、物が多くなかなか掃除しづらい場所です。
衣替えのタイミングで、中の物を全て出し、隅々まで掃除をしましょう。クローゼットに衣類を詰め込み過ぎると湿気がたまりやすくなり、カビやダニが発生しやすい環境になってしまいます。
衣類の収納はスペースの8割を目安にゆとりのある収納を目指しましょう。古くて傷んでいたり、2年以上着ていない服、体型に合っていない、流行遅れの服などを衣替えの機会にチェックして、不要な衣類はリサイクルに出すなどして手放しましょう。
また、湿気対策として除湿剤を入れておくか、週に1度は扉を開けっ放しにして換気する時間を設けましょう。
ベランダ

寒い冬に外の掃除をするのは辛く億劫になりがちです。ベランダ掃除は、晴れの日より、曇りの日の方が適しています。
快晴より湿度の高い曇りの日は、ホコリが湿気を吸って重くなり風に舞いにくくなるため、掃除がしやすいのです。
また、風が強い日はホコリが飛ばされやすいのでベランダ掃除は控えましょう。ベランダ掃除を始める際は、まず落ち葉や大きなゴミは掃き掃除などで取り除きます。
マンションやアパートで大量の水を流すのが禁止されている場合は、適当な大きさに千切った新聞紙を濡らしてベランダ床に撒きます。
濡れた新聞紙をほうきで掃くことでホコリや髪の毛を絡め取ってくれます。
戸建てなどで水を流しても大丈夫な場合は、4Lのお湯に14杯の重曹を混ぜてベランダ床に流します。デッキブラシやスポンジで擦って汚れが落ちたら、水で流して完了です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は春に掃除するのがオススメの場所についてご紹介しました。冬に活躍した暖房器具や、水が冷たく寒い冬には掃除するのが難しかった箇所は、無理ぜず暖かくなった季節に掃除してみてはいかがでしょうか。
それでもご自身で掃除するのが大変な箇所や頑固にこびりついた汚れなどはプロにお任せするのがオススメです!
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