最近は電気代の高騰が続いているので、少しでも家計の負担を抑えたいですよね。
今回はお家でどんな省エネ対策があるかをご紹介します。
各ご家庭で消費されるエネルギーは、家電・給湯・暖房・冷房・厨房に分類されます。
お家で使用している製品の使用量を抑えたり、節電や節水タイプのものに切り替え、買い替えることで、省エネになります。
では具体的にどのような省エネ方法があるのかを、お家の場所別にご紹介します。
参考:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/
エアコン
エアコンのフィルター清掃
フィルターが目詰まりしているエアコンでは、冷暖房の効果が下がり、無駄な電力を消費してしまいます。エアコンを毎日使用する時期は2週間に1度の目安でフィルター掃除をすることが理想とされています。
また、長年使用しているエアコンはフィルター部分だけでなくエアコン本体にもカビ汚れなどが発生している場合もあります。エアコンを本格的に稼働する夏本番を迎える前に、エアコンの掃除を済ませておきましょう。
室外機に遮熱板を設置
直射日光の当たる場所に室外機を設置していると、室外機が温まり、エアコンの電力効率が低下してしまうため、エアコンの室外機は、日陰に設置することが理想とされています。
日陰がない場合は室外機に日除けカバーなどをつけましょう。
ただし、室外機の吹出口にものを置くと、冷暖房の効果が下がってしまいます。室外機の排気口を塞がないように注意しましょう。
サーキュレーターを併用する
エアコンを使用している時、暖房の暖かい風は上のほうに溜まり、冷房の冷たい風はゆっくりと足元に溜まってしまいます。
夏場はサーキュレーターを天井に向けて回し、空気を循環させることで涼しさのムラをなくし、体感温度が下がり、快適に過ごすことができます。
浴室
浴槽をエコベンチタイプに変更
浴槽をエコベンチタイプにすることで、通常タイプの浴槽よりも少ないお湯の量で全身浸かることができます。
エコベンチ浴槽:満水260L(水位70%で157L)
1600ロング浴槽:満水317L(水位70%で201L)
このように、一日で44Lの差がでます。毎日浴槽に浸かる方やご家族の多いお家はリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
また、小さい子供にとっては浴槽に入るステップになるので、一人でも安全に入りやすくなります。
節水シャワーに変更
節水シャワーはシャワーヘッドの穴の数を少なくしたり穴を小さくして吐水量を少なくする仕組みです。その分、水圧を高めてシャワーの勢いを強めることで、少ない水の量でも泡や汚れをしっかり洗い流すことができるので、従来のシャワーと比較しても使いづらい問題はありません。
手元のボタンで止められるタイプのシャワーヘッドもあり、蛇口の開閉が必要なくワンタッチでこまめに水を止められるため、水道代の削減に効果的です。
節水シャワーヘッドを使えば、今までと同じ時間シャワーを使っても自然と節水することができます。
キッチン
最新の冷蔵庫に買い換える
冷蔵庫の省エネ率は年々上がっていて、10年前に比べると冷蔵庫では1/3程度の消費電力になると言われています。
10年以上前に買った冷蔵庫を使い続けている方は、新しい冷蔵庫に買い換えるだけでも節電になります。
また、調理したばかりの温かい食品は常温まで冷ましてから入れたり、開け閉めする回数・時間を減らすことで、無駄な電力を削減できますので、普段から意識してみてください。
リビング
カーテンで室内の温度上昇を抑える
窓は熱の出入りが大きいので、夏場にもカーテンを使うことで、室内の温度上昇を抑えることができます。
断熱カーテン
断熱カーテンは、裏地の縫い付けや特殊な生地の織り方で熱や冷気を通さない仕組みで、カーテンの内部に空気の層を作ることで熱や冷気を遮断します。
気温が低くても室内の空気へ冷気が伝わるのをシャットアウトし、さらに、室内の温かい空気が窓を通して外に逃げるのも防いでくれます。
反対に夏は、外の暑さを防ぎ、室内の涼しい空気が外に逃げるのを防いでくれます。
遮熱カーテン
遮熱カーテンは、光を反射させるなどの方法で熱を遮る効果があります。
レースカーテンは外気温が高い日中でも閉めたままにしておきやすいのでおすすめです。ドレープカーテンは日中は外の光や景色を遮ってしまいますが、レースカーテンよりもしっかり外からの熱線を防いで室温の上昇を抑えてくれます。
トイレ
照明を人感センサーに
ご家庭でよく使われている人感センサーは赤外線を感知しています。人が来ると熱を検知して照明がつき、一定時間経つと自動的に消える節電におすすめの照明です。
トイレはうっかり電気を消し忘れてしまうことが多い場所です。点灯したまま出かけてしまったり、就寝してしまったりすることが多いので、消し忘れを防止することで節電効果も高くなります。付けっぱなしが多いなと感じるご家庭は検討してみてはいかがでしょうか。
節水トイレにリフォーム
10年ほど前のトイレは大洗浄1回に約13Lもの水を使用します。
それに対して、最新の節水トイレなら3.8L(TOTOネオレスト床排水)と、従来のトイレよりも大幅に少ない水量で洗浄を行います。
大幅な節水になるので、ご家族の多いお家や使用年数が古いトイレを使用しているお家は、買い替えをおすすめします。
まとめ
今回ご紹介した内容はリフォームや買い替え費用がかかるものが多いですが、長い目で見るととても効果のある省エネ対策になりますので、検討してみてはいかがでしょうか。
しばらくは買い換えられないという場合は、日常生活で使用する電気や水道、給湯の使用量を見直して、削減できることがないか考えてみましょう。小さなことでも年間の使用量で考えると大きな省エネになります!
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