家に住み着きやすいコウモリ、ネズミ、ハクビシンの被害と対策

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夜の遅い時間の帰路、ふと道路脇のゴミ捨て場に目を移すと大きなイノシシがごみを漁っていてビックリ!…なんて経験はありませんか?


山間部に住んでいる方はかなりの頻度でイノシシやキツネなどの動物を見かけるかもしれませんが、近年では都心部でも多くの動物が確認されるようになりました。


これからの季節は動物たちの活動に必要な気温と水の好条件が揃うため、多くの動物は繁殖期に入ります。


その状況下で、もしお家に動物が住み着いた場合、私たち人間の生活にも悪影響が発生する可能性があります。


今回はお家に住み着きやすい動物をメインに、その被害と対処法についてご紹介していきます。

山間部だけではない! なぜ都心部にも動物が出現?

キツネや、イノシシといった動物は山間部にしか生息していないという認識をお持ちかもしれませんが、近年は都心部にも出没してきています。


ニュース映像で警察官が住宅地に出没した動物の捕獲を試みようとしているシーンを見かけたことがあるかと思います。


一昔前なら野生動物の多くは餌が豊富な山間部に生息していましたが、森林伐採による生態系の破壊などが進んだ影響で餌が減少し、山の麓の都心部にまで餌を求めて移動範囲が広がってきています。


また、ペットとして飼っていた動物が野生化しそのまま都心部で繁殖したというケースもあるようです。

大型動物の捕獲は特別な許可が必要です

本記事では動物被害の対処法をお伝えしますが、コウモリ、ハクビシンなどの一部の種は鳥獣保護法で保護されており、捕獲は地方自治体の許可が必要です。

ご自身の判断で捕獲・殺傷をすることはできませんので予めご了承ください。

家に住み着く可能性が高い動物と対処法

私たち人間が生活するお家は、餌もあり、外に比べて気温が安定しているため動物にとっても最適な住処となります。


動物の中でも家に住み着き、私たちに悪影響を与えることが多いコウモリ、ネズミ、ハクビシンについてご紹介します。

コウモリ

家に住み着くのは、動物園でよく見る大きな種ではなく、人の指程度の大きさであるアブラコウモリです。


夜の街灯に集まる小さな昆虫を捕食しようと巣からやってきますが、お家が毎晩の休憩場所として使われて、いつしか住み着かれてしまうことがあります。

住み着かれる可能性が高い場所は屋根裏や天井裏で、1cm程度の隙間から容易に侵入されてしまいます。


コウモリの体には菌やウイルスが付着していることが多く、糞害でそれらの拡散や、ゴキブリなどの害虫を呼び寄せてしまうことがあります。

対処法として、コウモリの餌は虫なのでまずは餌となる蚊やハエなどが繁殖する水の溜まりを無くす必要があります。


雨樋の詰まりや家庭菜園などで放置しているバケツの水などにも注意しましょう。


もし既にコウモリに住み着かれている場合は、鳥獣保護法の関係で許可なく捕獲、殺傷ができませんので、家から追い出すという手段になります。

コウモリが苦手なハッカ種臭がする忌避剤をコウモリが住み着いている場所に散布して、コウモリを追い出し、外壁などに侵入口として使用されそうな隙間は補修するようにしましょう。

ハクビシン

ハクビシンはネコ目に属する比較的大型の動物で、かつてはひと目のつかない山間部に生息していました。


近年は餌を求めて都心部にまで生活範囲が広がり、雨風をしのげて温度も安定している屋根裏を住処とする場合が増えています。


家の中に住み着かれると餌の食い散らかしや糞尿被害が大きくなります。その結果屋根裏からシミやカビ、臭いが家中に広がる恐れがあります。


ハクビシンの侵入口には爪の跡やフンなどがあるので特定は可能です。


侵入口が特定できたら害虫駆除用の燻煙剤を使用し追い出しましょう。

ネズミ

ネズミは高温多湿で食品が多い倉庫や飲食店、家の台所などを求めて住み着きます。


非常に小柄で、3cm程度の隙間があればほとんどのネズミは侵入が可能です。


特にドアの隙間が侵入手段で最も利用されるので、今ネズミによる被害がない場合でも念のため市販のラットシールドなどで防ぎましょう。

警戒心が強いネズミに住み着かれた場合、食品、建物や家具などにかじられた形跡が確認できます。


ネズミの歯は週に3mmほど伸びるため、何かをかじって歯を削る必要があります。

非常に硬い歯を削るため、コンクリートや配線、家具といった硬い物も対象になります。


特に配線をかじられた場合、漏電やガス漏れなどで火災を引き起こす場合もあるので要注意です。

ネズミの対処法として、薬剤による殺傷・捕獲の方法がありますが、その場合死骸や生きた状態のネズミを処理する必要があり衛生上よくありません。


超音波や匂いでネズミを遠ざける場合は直接ネズミに近づく必要がなく、処理の手間も少なくすむのでおすすめです。

ただし、駆除も追い出す場合も家中に潜む全てのネズミを対処しきれないこともありますので、専門の業者に依頼すると安心です。

家に住み着く動物を対処したらまずは清掃を

お家に動物が住み着いた場合、体に住み着いている菌やウイルス、糞尿などで非常に不衛生になっている可能性があります。


動物を追い出したあとはまずは掃除をして清潔な状態に戻しましょう。


屋根裏など掃除が難しい場所は専門の業者に依頼し、今後また動物に戻ってこられないように外から家内に侵入できそうな隙間は塞ぐようにしましょう。

まとめ

動物に住み着かれたお家は糞尿被害による衛生環境の悪化、建物の劣化の恐れがあります。

今はなにも住み着かれていないから大丈夫と過信はせずに、家に侵入口として使用されそうな隙間がないか調べてみてはいかがでしょうか。

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