害虫まとめ

お家で遭遇する害虫の種類と駆除方法

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春が近づき暖かくなってくると、さまざまな虫の動きが活発になり、家の中で害虫に遭遇する機会が増加します。

ゴキブリ、ダニ、スズメバチなどの害虫は衛生害虫と呼ばれ、感染症を媒介します。

また、痒みや痛みを生じさせる原因となる種類の害虫も含まれます。

害虫を放っておくと、家の中で繁殖し、住人に健康被害を及ぼす可能性があるため

殺虫剤などで駆除する必要があります。

今回は、家の中に発生しやすい害虫・害獣や殺虫剤の種類などについてご紹介します。

害虫・害獣の種類

ゴキブリ

筆者が最も嫌う害虫がゴキブリです。

あの妙に光沢がある茶色の物体が、こっちに向かって飛んできたりする光景を思い浮かべるだけで気が滅入ります。

ゴキブリは蒸し暑い場所を好むため夏場にかけて活発化します。

生ゴミや油汚れ、人間の髪の毛まで、なんでも食べる雑食性から、ゴキブリを寄せ付けない環境づくりが重要になってきます。

対策をしていたとしても、網戸や窓などのわずかなすき間にも入り込む薄さや、素早い動作、強い繁殖力に加え、殺虫剤への耐性がついている個体もいます。

また、病原菌を持っている場合があるため、叩いたり素手で駆除することはおすすめできません。

万が一お家に現れた場合は殺虫剤やごきぶりホイホイなどの置型のもので安全に駆除しましょう。

スズメバチ

スズメバチは何も危害を加えなければ攻撃をされることは少ないですが、軒下などに巣を作られてしまうと大量のスズメバチとの接触は避けられません。

スズメバチの巣作りは4月~6月の上旬とされています。この時期に玄関、軒下、床下、天井裏など、巣を作られそうな箇所にスズメバチの嫌う忌避剤を予め散布しておくことで、スズメバチに遭遇する確率を抑えることができます。

もしスズメバチに巣を作られてしまった場合は、自分で何とかしようとするのは大変危険です。自治体によっては、駆除の対応・代行をしてくれる場合があります。そうでは無い地域の場合は駆除業者を選んで依頼しましょう。

シロアリ

日本には主に2種類のシロアリが生息しており、ヤマトシロアリ(4-5月頃の昼前に飛翔)と、イエシロアリ(6-7月頃の夕方から夜間にかけて飛翔)がいます。

シロアリは壁や土の中に巣を作る習性があるので、巣そのものを見つけることが難しい害虫です。

床下に入れるようであれば、まずはシロアリの通り道「蟻道」を見つけましょう。

コンクリートの基礎や束などに砂のような縦に伸びている筋が蟻道です。

シロアリ問題は、その時のシロアリを駆除しただけでは再度巣が作られる可能性があり、

床下・水回りの湿気などのお家環境の改善が必要な場合があります。

ハエ

ハエは小さいのであまり目に留まりませんが、発生源となりうる排水口やゴミ箱周辺を注視してみると、実は数十匹のハエに加え、幼虫のうじ虫がうようよ動いているというおぞましい光景が広がっているかもしれません。

ハエは小さく、網戸も通過する個体も多いです。

玄関の開閉や網戸の開閉時にハエの侵入を防ぐことは困難であるため、置き型のトラップや防虫剤を設置することで地道にお家への侵入を防ぐことが大切です。

ダニ

ダニの繁殖には温度・湿度・エサが必要です。高温多湿を好むため、6~9月頃に発生しやすいとされています。

ダニの死骸・糞・抜け殻がアレルゲンとなり、アレルギー性の鼻炎や皮膚炎、結膜炎、ぜんそくなどのアレルギー反応をもたらします。

小まめに掃除をして、ダニの繁殖を防ぎましょう。

ムカデ

ムカデは郊外の緑が多い地域のお家に侵入してきやすい害虫です。

筆者の幼少期時代はかなりの田舎に住んでいたため、年に3~4回は大型のムカデを見てきたものです。

ムカデに噛まれてしまうと毒により皮膚が赤く腫れ上がる症状に襲われてしまいます。

ムカデの侵入経路は窓のサッシやエアコンのドレンホース、床下の通気口などです。

それらの場所に置き型の殺虫剤を設置しましょう。

もし侵入してきた場合はスプレー型の殺虫剤を、手元になければお湯や洗剤をかけると退治できます。

アブラムシ

庭やベランダで家庭菜園をしている場合はアブラムシの飛来に頭を抱えることが多いです。

春から夏にかけて風に乗って飛来し、気づけば植物の茎が埋まってしまうほど大量発生することがあります。

基本的に茎から動かず、栄養を吸い続けていますので植物の生育に悪影響が出ます。

人には悪影響はありませんが、たまに洗濯物に付着し家の中に入ってくることがあり不快です。

シバンムシ

米や小麦粉などの保存容器で見かけることが多いシバンムシ。基本的には屋外で生息していますが、宅配のダンボールや古本、無農薬の食品を購入したときなどをきっかけにお家に侵入することがあります。

黒いゴマのような形をしており5月~10月にかけて発生します。

人には無害ではあるのですが、うっかり気づかずに一緒に料理してしまったり…と考えてしまうと不愉快極まりないので、シバンムシを見かけた食品は処分することがおすすめです。

ネズミ

環境適応能力や学習能力が高く、警戒心も強いことが大きな特徴です。また、夜行性のため聴覚が発達しています。

繁殖能力も高いため、あっという間に増殖します。雑食性で人間が食べるものなら何でも食べます。

人家に住み着くネズミは、主にクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種です。

病原菌や寄生虫などを媒介する危険度の高い害獣です。

ハクビシン・アライグマなどの大型動物

近年は都心部でも山から餌を求めて大型動物が山を下ってくるようです。

住宅地だと巣を作ることが難しいため、なんとお家の屋根裏を住処とし、住民に騒音や糞害を与えてしまいます。

大型だけあって菌やウイルスも多く、お家が不衛生な環境になりやすいため、住み着いていることがわかったらすぐに追い出しましょう。

また、ハクビシンやアライグマは鳥獣保護法で保護されていますので、許可なしで自分で駆除することができません。

追い出すだけなら問題ありませんが、捕獲や殺傷をする場合は地方自治体の許可、専門の業者に依頼をしましょう。

殺虫剤の種類・駆除方法

スプレータイプ

駆除を目的とした直接害虫に噴射するスプレーは、咄嗟に使えるのですぐに対処したい時に役立ちます。

虫ごとに殺虫成分やスプレーの形状が異なるので、駆除したい害虫に合わせて選びましょう。

小さい子どもやペットがいる家庭でも使用できる成分の殺虫剤もあります。

また泡や冷却材で動きを止めるスプレーもありますが、殺虫成分が含まれていない場合もありますので用途に合わせて選択が必要です。

他にも、スプレーすることで害虫を寄せつけない、虫よけを目的としたもの、あらかじめスプレーしておいた薬剤に触れた害虫を駆除できる待ち伏せタイプなどもあります。

置き型

害虫が出そうなところに置いて待ち伏せするのが置き型タイプです。

疑似餌やフェロモンなどで誘引しておびき寄せ、薬を巣に持ち帰らせるものや、粘着剤によってそのまま捕獲するものがあります。

捕獲するタイプは捕獲した害虫・死骸をご自身で片付ける必要があります。

どこに巣があるのかわからない場合には巣に持ち帰らせるタイプが有効です。死骸を駆除する手間が省けるので、虫の苦手な方、見たくない方にはおすすめです。

くん煙タイプ

部屋の中央にセットしてからスイッチを押し(または水を入れる)、使用方法に沿って一定時間作動させる、くん煙タイプの殺虫剤です。

薬剤が霧状になって噴射されて、部屋全体に広がります。

火災報知機やガス警報器が作動することがあるので、注意書きに則ってカバーなどをかける必要があります。

幅広い種類の害虫に効く「煙タイプ」、煙をあまり発生させない「水タイプ」、火災報知機に反応しない「ノンスモークタイプ」といった煙の種類があります。また、部屋のサイズに合わせて選べるくん煙剤もあります。

予防方法

ゴミを溜めない

ゴミはどの害虫にとっても餌や住処になります。ゴキブリは生ゴミの臭いに誘われて家の中に入ってきますし、ハエなども発生します。

生ゴミを溜めてしまう前に小まめに捨てることを意識しましょう。また、段ボールにも注意が必要です。段ボールには虫の卵がついている場合があり、そこで繁殖してしまう可能性もあります。

換気する時は隙間に注意

ダニは湿気が原因で発生するとも言われているので、家の換気は必須です。しかし、換気時の窓の隙間や、少し破れた網戸から害虫が侵入してしまう恐れもあります。

隙間テープなどで侵入経路になりそうなところを塞いでおきましょう。ゴキブリは排水管を登って排水溝から入ってきたり、通気口を通り抜けてきたりします。排水溝には目の細かなゴミ受けを付けて、通気口には虫よけのフィルターなどを設置しましょう。

まとめ

今回は害虫の種類と、ご自宅で使用できる殺虫剤、予防方法についてご紹介しました。自分で駆除しようとして怪我など被害が発生することもある為、安全には十分気をつけて対処してください。

いざ急に害虫が現れると冷静ではいられませんよね。もしもの時のために、出る可能性の高い害虫用の駆除剤を常備しておいてはいかがでしょうか。

ご自身で駆除する自信がない場合や、確実に駆除したい場合はプロに任せるのがオススメです。

すまサポでは、お家の悩みに合わせた様々なメンテナンスサービスを行っております。気になることがございましたら、お気軽にご相談ください!

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